ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

1年生「シンシュン」についての迷いと「世界に一つだけのホニャララ」

えっと、国語の教科書の話です。(またこのパターンかよ) 以前にも書きましたが、1年の最初の小説「シンシュン」、2年の表紙裏の詩「見えないだけ」、同じく2年の小説「星の花が降るころに」は、(おそらくですけど)いわゆる「1年生ギャップ」や、2年…

ポンコツタト食反と孤独のホニャララ(後編)

(しかし2ちゃんとかで使われてたこのタト食反とかタヒねとか、漢字を合わせて大文字にするという、「むべ山風を嵐といふらむ」式の言葉遊びって、いざ考えようとすると意外と見つかりませんね。「吾輩は猫である」の中の甘木先生って「某」の分解だと、何…

ポンコツタト食反と部活のボヤキと孤独のホニャララ(前編)

さて、GWも終わりましたが、特にどこに行くわけでもなく、そのうち3日間は部活の大会と練習で潰れまして、杜甫じゃないけど「今春看す又過ぐ」もいいとこ。 思い返せば三十数年間、部活の顧問を外れたことは1、2回しかなく、しかもその1、2回もサブとい…

頭の体操の解答と回答と解説(ドヤガオデエラソウダネドウモ)

えっと、解答(回答)です。(←なんか新井素子のあとがきみたい。) 問①急な坂道で、重そうな荷物を載せた荷車を運ぶ親子連れがいた。後ろで押している人に「前で引いているのはあなたの息子さんですね?」と聞くと「そうです」という。ところが、前で引いて…

オリエンテーションと頭の体操その③

さて、前回紹介した④と、今回の⑤は、時間があればやるし、時間が無ければとばして最後の問題に行くことにしていますが、この⑤は不肖私が考えて出していた問題です。そろそろ慣れてきたころなので、引っかかる生徒がかなり少なくなってきますが、とりあえずこ…

久々に国語の話題をば・・・頭の体操続きとジェネレーションギャップ?

さて、前回の続きで授業のオリエンテーションで使う「頭の体操」その③からご紹介しようかと思ったのですが、先日の授業でちょいと衝撃的?なことがありまして、先にその話をさせていただきます。 題材は井上ひさしの「握手」です。登場人物の「ルロイ修道士…

久々に国語関連の話題をば・・・オリエンテーションでの小ネタ①

新学期が始まりまして、たいてい最初の授業では「オリエンテーション」と称して、ノートの使い方や、授業の受け方、評価評定の仕方などを説明する時間になりますね。もちろん私も最低限必要なことは伝えますが、後半はこんな内容を使って「動機付け」としま…

ポンコツタト食反パート2(と年寄りの逆ギレパート2)後編

さて、勇み足で(←このあたり「少年かむい」さんのパクリ)十五島公園にタト食反をしに来たものの、炊事場は閉鎖されていて、手には肉とたき付けの入ったレジ袋・・・こんなの持って帰るのヤダなぁ。公園には過ごしやすそうな東屋があるし、いっそあそこで米…

ポンコツタト飯パート2(と年寄りの逆ギレパート2)前編

(今回の内容は前回に続き気象庁?札幌管区気象台?と札幌市南区土木部維〇管理課の関係者は読まないでください。一部逆ギレ気味のヘイトクレームがあります。) さて・・・「(若い頃はしたけれど)年寄るまでソロキャンプをなさざりければ、心憂く覚えて、…

久々のサイクリング(と年寄りの逆ギレ)

ということで、ある晴れた休日、30キロほど離れた海岸の展望台までサイクリング&昼メシと洒落こんでみました。(全くおシャレな活動ではありませんが。 持ち物はモンベルのクッカーとそれにちょうど入るO D缶、そしてこれまたいつ買ったかも覚えていない…

明日のためにその6(長物をまとめる)

キャリアも付いたし、バーテープもチェーンも取り替えた。バッグも付いたしあとは・・・テントポールやタープポールをどうするか?フレームが短いのでうまく付けるところがない。さらには、テントポール約45センチ、タープポール約40センチ、タープポー…

明日のためにその5(初めてチェーンを換えてみた)

(ここしばらく国語の話題を書いておらず、「羊頭狗肉」というか、「看板に偽りあり」もいいところなので、表題を変えさせていただきました。) さて、仁和寺の例の法師と同じく「あるとき思ひ立ちて、ただひとり」チェーンの取りかえを、「老人もしてみむと…

明日のためにその4(初めてバーテープを貼り替えてみた)

・・・とお題をつけるほど大層なものではありませんでした。もちろんプロの方から見たら「汚ったねぇ巻き方だなあ。」と言われる出来映えでしょうが、まぁ個人的には用は足りそうだし、何よりダメならまた巻けばいいや、という見通しがもてました。この年に…

明日のためにその3(3日がかりで自転車にキャリアをつける話)

ということで3日めの朝、また6時に起きてキャリアを取り付けようと、昨日買ってきた4ミリ長さ25ミリのビスを通してみると、片方はちょうどいいが片方はまだ短い。今回ばかりは、お金の無駄遣いかもと思いつつ、30ミリの長さのビスも買ってきていた自…

明日のためにその2(3日がかりで自転車にキャリアをつけた話)

さて、5ミリのビスを買ってきて、次の朝6時に起きて意気揚々と付けてみようとしたら・・・入らない!4ミリだとスカスカ、5ミリだと入らない????4.5ミリなんてビスがあるのだろうか?いや、買いに行ったときに、そんなサイズがあればついでに買ってい…

明日のためにその1(3日がかりで自転車にキャリアを付けた話)

やや内側を狙って、ひねりこむように、打つべし!打つべし!打つべし!・・・ではなくて。この数日の暖かさで、かなり雪も溶けたので、ついにしまってあった自転車を引っ張り出してきました。明日から晴れた日の通勤に使おうと・・・ そして、以前から計画し…

なるほどと思った話その2

中学校の行事の中で、非常に大切にされているのにもかかわらず、教師側も生徒側も極端に「感動的で物凄く好きだ。」という人と「できればやりたくない、嫌でイヤで仕方がない。」という人に別れる(ような気がする)のが、「合唱コンクール」です・・・はて…

なるほどと思った話その1

自分自身は置いといて、長年教師をやっていると「イイハナシダナー」と思うような先輩、後輩、同僚の一言に出会ったりします。そんな「思い出の一言」をいくつか・・・ 新人の頃に、生徒指導部→生活常任委員会担当を言いつけられました。その時の学校はまぁ…

私がよく見るYouTube その2

相も変わらずキャンプ系動画ばかり見ながら、雪溶け(と地面が乾くのを)を待っています。そんな「よく見る動画」の中で、一番料理が「美味そうだなぁ~。」と感じるのがこの方の動画です。(あくまで現時点では、ですが。) すでに登録者10万人越えの、銀…

お小遣いキャンパーの密かな楽しみその2

題名でキャンパーとは名乗っていても、まだキャンプには行っていません。Youtubeで冬キャンプの動画なんかを見ていると、かなり面白そうだとは思いますが、ストーブも冬用シュラフも持っていない身では、(残り少ない)命に関わりますので、せいぜい家の前で…

教科書の角をつつく その1

炎上覚悟で言わせてもらいますが・・・(といっても、この文章、それほど多くの人の目に触れてもいないので、炎上するはずもないのですが)どうもこの、昨今のジェンダーやら何やら、いろいろと目の付け所が面倒くさくてしかたないのです。そもそもいちゃも…

私がよく見るYouTubeその1

このコロナ禍の中、あまり外出も出来ず、かといってテレビで面白い番組もなく、YouTubeばかり見ている、という人はかなり増えたのではないかと思います。で、御多分に漏れず私も、テレビでニュースを見たら、リモコンのYouTubeボタンを押して、好みの番組を…

allowance camper(お小遣いキャンパー)の密かな楽しみその1

今回から、アウトドア関係の内容については「お小遣いキャンパーの密かな楽しみ」としてまとめることにします。最初は「ロートルキャンパー」か、「プアマンズキャンプ」にしようかと思っていたのですが、まぁ曲がりなりにも公務員だし、プアマンというのも…

なんちゃってキャンパーの密かな楽しみその6

さて、ずいぶん間があいてしまいました。部活もなくなったある休みの日に学校に来て、テストの丸付けやら成績処理やらをやったついでに、春に向けて十数年ぶりのテントが使えるかどうか、引っ張り出してみました。買ったのは二十年以上前の、ロートルテント…

「盆土産」についての小ネタあれこれ

前回までの「走れメロス」についてのアレコレは、こちらとしても意外なほどの長編になってしまいました。今回は「盆土産」についての小ネタを紹介していきます。これは多分1回で終わると思います。(ディスっているわけではありません。) 小ネタその① この…

なんちゃってキャンパーの密かな楽しみその5

北海道の記録的な大雪も一段落し、昨日今日と非常に良い天気になりました。外に出てもそれほど寒くもなく、家の周辺では盛んに排雪作業が進められています。(業者の皆様、お疲れ様です、ありがとうございます。) さて、冬キャンプに行くほどの気合いも金も…

「走れメロス」の読解その⑩

このシリーズもなんとその⑩になってしまいました。細かくツッコむとキリがないこの短編小説ですが、最後にまとめて授業で困った小ネタなどをまとめて書いていきます。 小ネタその1 「結婚式も間近なのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣装やら祝宴のごち…

「走れメロス」読解その⑨と訂正とお詫び

まずは訂正とお詫びからさせていただきます。このシリーズの⑤で、フィロストラトスの「今はご自分の命お命が大事です。」という言葉を、「原典にはない」と書きましたが、これは誤りで原典にもちゃんとありました。こちらの勘違いでした。大変申し訳ありませ…

「走れメロス」の読解その⑧

生徒がよく読み違いする箇所として、「刑場で二人が殴り合った後、うれし泣きにおいおい泣いたのはなぜか?」という発問に対し、①「間に合ってセリヌンティウスの命が助かったから」という答えが多いのですが、これは違いますね。同じく②「メロスが許しても…

「走れメロス」の読解その⑦

小説は、大抵何らかの変化を書くもので、前回述べた内容を使うならば、走れメロスは「人間不信で顔面蒼白になったディオニスが、人間らしさを取り戻して羞恥で赤面する物語」とまとめることができるかと思います。同じくメロスで言うならば、「激怒で赤面し…