中学国語の教材・授業等
久々に見返すと、国語に関する話題を全然書いていなくて、なんと半年ぶりだということがわかりました。「羊頭狗肉」極まれり、反省。 ←この反省猿も知っている人少なくなりましたな。 さて、例によって年々生徒にはありとあらゆる言葉が通じづらくなっている…
カラスかぁで夜が明けてみると、夜中は結構涼しい、というかかなり冷えまして、フライシートが外も中もびっしり結露してます。老人の朝は早いのでもう4時くらいから目覚めてしまい、トイレに行って戻ってきても朝メシには早い。テントの前を跳ね上げ、自転車…
3学期といえば、「少年の日の思い出」と「走れメロス」のシーズンですね。(少なくとも光村の教科書では)で、今日も今日とて日本中で誰もしないようなメロスの読み取りをやっていてまたくだらないことに気づいてしまいました。(誰もしないような読み取り…
授業で感じたジェネレーションギャップその④ 文法の学習で、動詞の活用形の授業の中で、「動詞の活用は99,99%は五段、上一段、下一段に分類されるが、たった2つだけこれにあてはまらないへそ曲がりがいる」とまくらを振った・・・・・・のですが、なんだかきょと…
えっと、前回の続きです。(前も使ったなこのくだり) 最近感じたジェネレーションギャップその③ 「モアイは語る」に出てくる「タデ科の植物」に関して、「蓼食う虫も好き好き」の説明をし(このことわざを知っている生徒も、4クラス中1人でしたな)、その…
ふと気づくと、前回の投稿から1カ月経っていました。サボっていたのは確かですが、まだ死んだわけではありませんので、また頑張ります。どっこい生きてるシャツの中。 町田先生は教師生活25年でしたが、こっちはとっくに40年近い。 さて、上のマクラもわか…
もう聞きかじりもいいところなんで、全然情報が違っていたら恐縮なんですが、なにやら高校の教科書の題材で、小説の割合が減って何やら実用的文章が増えるとか。 (あまり大きな声では言えませんが) 面白くねえ~! (あ、言っちゃったテヘペロ) どうなん…
現在の教科書を使うのも何週目なのか分からないのですが、今までずっと気づかずにスルーしていた部分に、今回急に疑問が沸いてしまい、個人的に考えていても結論が出ないくて、語源やら文法?やらに詳しい方に「助けていただきたい」という、割と切実なお話…
ローテーション的に「アイスプラネット」の時期がやってまいりました。授業をやっていまして、また新しい発見がありました。というかある言葉が死語になりつつあることがわかりました。ではその2つの言葉 その①「さすがに頭にきた。」 これは「ぐうちゃん」…
前回は文節に分けて、〇〇語という見分けをする、というところまでについての「なかなか記憶に残らない、砂漠に水をまくような作業であるところの文法授業」についてふれました。しつこいようですが、基本私のスキル不足の話なので、単なるボヤキなのですが…
題名は、文法の授業の後で、小テストをやった時の、毎回の感想です。まぁ(自分のスキルのなさを棚に上げて言いますけど)やってもやってもスカスカ抜けていく、覚えてもおぼえても直ぐに忘れてしまう、そんなボヤキです。 国語の教科書には、いわゆる「国語文…
その12では、「故郷」の表記にかこつけて、陰陽五行説の雑談をした話を書きました。で、今回は「平家物語」(扇の的)にかこつけて、時刻と十二支からの~「桃太郎」につながる、という雑談の話です。 「ころは二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに、をり…
私は昔からオカルト的なもの、宗教的なもの、民俗学的なものが好きでした。大学の卒論を「鬼」について書いたほどです。(多分担当の教授はイヤ~な気持ちだったことでしょうね。)柳田国男も好きでよく読んでいました。また、江戸川乱歩賞を受賞した、井沢元…
札幌は名実ともに「もう真冬の候であった。」・・・ということで、今回はこれまたロングセラーの、魯迅「故郷」について、以前からどうもビミョーに説明がつかないことについての、素朴な疑問を書いてみようと思います。 さて、元大地主の息子であった、魯迅…
老害であることは重々承知ですが、それにしても年々、授業の雑談の中で話す「ヒント」が通じなくなる一方で、悲哀を感じる今日この頃です。 さて、「松尾芭蕉」の「おくのほそ道」の授業の中で、なぜこんな題名になったか、ということは多くの国語の先生が説…
前回の額田王については、「問題、ジャジャン!(古っ)「君待つと」の「君」とは誰のことでしょうか?ヒントは「壬申の乱」の登場人物です。」 ・・・というクイズを出したりもしますが、まぁ覚えてないんすねこれが。3年生の2学期も半ばとなれば、歴史の…
授業の脱線シリーズも結構な分量になってきて、我ながら決して受験には出ないようなことばかり、まぁぐだぐだと随分語ってきたのものだと、改めて呆れてしまいます。でも脱線はまだまだ続きます。(おいおい) さて、前回は正岡子規や石川啄木の名前に関しての…
短歌の教材では、結構名前ネタの雑談を含めることが多いです。(ドヤ顔することではないのですが。)まずは正岡子規。で、どんな駄ボラを吹くかと言うと(これまた別に吹く必要はないのですが。)「この人は本名「昇 のぼる」という。さてバスケ部のやつはいるか…
「モアイは語る」の中で、ヤシの木が減った理由として①コロに使った②燃料や家の材料に使った、以外に③農地を広げるため伐採した、と書いてあります。根拠(最近はエビデンスとかいうらしいですね。知らんけど。)として、「イネ科やタデ科の植物の花粉が増え…
えー、先日機会があって、他の学校の先生の研究授業を見てきました。お若い先生でしたが、「走れメロス」の主題に迫るという、なかなかにハードルの高い内容の授業を公開されていました。正直「走れメロス」の公開授業は初めて見ましたし、私自身もこのブロ…
授業の中の小ネタその4で、「盆土産」について打っていたはずが、猪木さんの訃報を聞いて途中で脱線してしまいました。授業での雑談ネタがもう少しあったので、話を「盆土産」に戻します。 おそらく昭和中期、高度経済成長期ころの話である「盆土産」には、…
嘘つき弥次郎とは落語の登場人物です。私は幼少の頃(多分年長さんか小学校低学年の時)に、誰の演目だか分かりませんが、「酢豆腐」という落語をラジオで聞いて面白さに目覚め、小学生の時は「落語傑作選」とかいう類いの本やら、講談社から出ていた、かな…
さて、以前にもちょっと書いた「盆土産」の授業での小ネタです。この小説では最初と最後に「カジカガエル」が出てきます。河鹿というくらいで、鳴き声が美しいらしいのですが、寡聞にして聞いたことがありません。(ネットを探せば動画は出てきますけど。)…
前回の続きです。アイスプラネットの中で、ぐうちゃんの話を、僕の母であるぐうちゃんの姉は「みんなほら話なんだから」と言い、僕も「どうせほら話だから」と言います。ところどころ「そんなのうそだろ。」とか「うそだぁ。ありえねぇ。」とかとも言ってい…
前回古典の授業の中で使った小ネタなどを、思いつくままに打ってみましたが、そういえばこの教材のときにはこんな小ネタ(というかムダ話?)をしていたなぁ、と思い出すことが。他にもいろいろとありましたので、そこはかとなく書きつけてみようかと。(け…
三十数年も授業をやってくれば、やはり生徒の色々な変化が目につきます。特に授業内容にからめた雑談をしていく中で、「昔の生徒には通じても、今の生徒はポッカーン」な話題というものがどんどん増えてきます。もちろんコレは「今の子は物を知らなさすぎる…
前回の続きです。相変わらず放課後の職員体育ぐらいしか活動らしい活動をしていなかったのですが、それでもバドミントン、野球、バレーボール、サッカー、バスケットボールと、いろいろな球技(卓球を除く)や、冬はスキー大会(はあまり出なかったけど)な…
37年前、初めて勤めた中学校。まぁ最初に登校した時は緊張しましたなぁ。4月1日の最初の朝の打ち合わせで、とっちらかって何言ってんだかわからない様子でゴニョゴニョさえない自己紹介をし、何言ってんだかわからない最初の校長の施政方針演説?的な物…
(以下、完全に時代に取り残された老害ジジイのぼやきです。そもそも中学校の評価評定に興味のない方には全く需要のない、恨み節そのものですので、読んで気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。特に意識高い系の教育関係者の方々は、スルーして…
かなりブログの投稿が滞ってしまいましたが、サボりまくってちょいと忙しさにかまけておりました。さて、久しぶりに教科書の話題です。(もうとっくに忘れられてしまってると思いますが、一応現役中学校国語教師です。)物語とかではなく、3年生の文法教材…