ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

中学国語の教材・授業等

こんな雑談をしてきたその9(正岡子規 額田王)

授業の脱線シリーズも結構な分量になってきて、我ながら決して受験には出ないようなことばかり、まぁぐだぐだと随分語ってきたのものだと、改めて呆れてしまいます。でも脱線はまだまだ続きます。(おいおい) さて、前回は正岡子規や石川啄木の名前に関しての…

こんな雑談をしてきたその8(正岡子規 石川啄木 そして陰謀論)

短歌の教材では、結構名前ネタの雑談を含めることが多いです。(ドヤ顔することではないのですが。)まずは正岡子規。で、どんな駄ボラを吹くかと言うと(これまた別に吹く必要はないのですが。)「この人は本名「昇 のぼる」という。さてバスケ部のやつはいるか…

こんな雑談をしてきたその7(モアイは語る 握手)

「モアイは語る」の中で、ヤシの木が減った理由として①コロに使った②燃料や家の材料に使った、以外に③農地を広げるため伐採した、と書いてあります。根拠(最近はエビデンスとかいうらしいですね。知らんけど。)として、「イネ科やタデ科の植物の花粉が増え…

走れメロスの主題について思ったこと

えー、先日機会があって、他の学校の先生の研究授業を見てきました。お若い先生でしたが、「走れメロス」の主題に迫るという、なかなかにハードルの高い内容の授業を公開されていました。正直「走れメロス」の公開授業は初めて見ましたし、私自身もこのブロ…

こんな雑談をしてきたその6(盆土産 モアイは語る)

授業の中の小ネタその4で、「盆土産」について打っていたはずが、猪木さんの訃報を聞いて途中で脱線してしまいました。授業での雑談ネタがもう少しあったので、話を「盆土産」に戻します。 おそらく昭和中期、高度経済成長期ころの話である「盆土産」には、…

こんな雑談をしてきたその5(アイスプラネット 平家物語)

嘘つき弥次郎とは落語の登場人物です。私は幼少の頃(多分年長さんか小学校低学年の時)に、誰の演目だか分かりませんが、「酢豆腐」という落語をラジオで聞いて面白さに目覚め、小学生の時は「落語傑作選」とかいう類いの本やら、講談社から出ていた、かな…

授業の中の小ネタ改めこんな雑談をしてきた4(と猪木の思い出)

さて、以前にもちょっと書いた「盆土産」の授業での小ネタです。この小説では最初と最後に「カジカガエル」が出てきます。河鹿というくらいで、鳴き声が美しいらしいのですが、寡聞にして聞いたことがありません。(ネットを探せば動画は出てきますけど。)…

授業の中の小ネタその3(アイスプラネットその他)

前回の続きです。アイスプラネットの中で、ぐうちゃんの話を、僕の母であるぐうちゃんの姉は「みんなほら話なんだから」と言い、僕も「どうせほら話だから」と言います。ところどころ「そんなのうそだろ。」とか「うそだぁ。ありえねぇ。」とかとも言ってい…

授業の中の小ネタその2(アイスプラネットについて①)

前回古典の授業の中で使った小ネタなどを、思いつくままに打ってみましたが、そういえばこの教材のときにはこんな小ネタ(というかムダ話?)をしていたなぁ、と思い出すことが。他にもいろいろとありましたので、そこはかとなく書きつけてみようかと。(け…

授業の中の小ネタその1(枕草子) 

三十数年も授業をやってくれば、やはり生徒の色々な変化が目につきます。特に授業内容にからめた雑談をしていく中で、「昔の生徒には通じても、今の生徒はポッカーン」な話題というものがどんどん増えてきます。もちろんコレは「今の子は物を知らなさすぎる…

教職員組合ってのがありましてね(慚愧と懺悔その2)

前回の続きです。相変わらず放課後の職員体育ぐらいしか活動らしい活動をしていなかったのですが、それでもバドミントン、野球、バレーボール、サッカー、バスケットボールと、いろいろな球技(卓球を除く)や、冬はスキー大会(はあまり出なかったけど)な…

教職員組合ってのがありましてね。(慚愧と懺悔その1)

37年前、初めて勤めた中学校。まぁ最初に登校した時は緊張しましたなぁ。4月1日の最初の朝の打ち合わせで、とっちらかって何言ってんだかわからない様子でゴニョゴニョさえない自己紹介をし、何言ってんだかわからない最初の校長の施政方針演説?的な物…

主体的に学習に取り組む態度?なにそれおいしいの?

(以下、完全に時代に取り残された老害ジジイのぼやきです。そもそも中学校の評価評定に興味のない方には全く需要のない、恨み節そのものですので、読んで気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれません。特に意識高い系の教育関係者の方々は、スルーして…

目からウロコの話(気づかなかったあぁ~!)

かなりブログの投稿が滞ってしまいましたが、サボりまくってちょいと忙しさにかまけておりました。さて、久しぶりに教科書の話題です。(もうとっくに忘れられてしまってると思いますが、一応現役中学校国語教師です。)物語とかではなく、3年生の文法教材…

1年生「シンシュン」についての迷いと「世界に一つだけのホニャララ」

えっと、国語の教科書の話です。(またこのパターンかよ) 以前にも書きましたが、1年の最初の小説「シンシュン」、2年の表紙裏の詩「見えないだけ」、同じく2年の小説「星の花が降るころに」は、(おそらくですけど)いわゆる「1年生ギャップ」や、2年…

頭の体操の解答と回答と解説(ドヤガオデエラソウダネドウモ)

えっと、解答(回答)です。(←なんか新井素子のあとがきみたい。) 問①急な坂道で、重そうな荷物を載せた荷車を運ぶ親子連れがいた。後ろで押している人に「前で引いているのはあなたの息子さんですね?」と聞くと「そうです」という。ところが、前で引いて…

オリエンテーションと頭の体操その③

さて、前回紹介した④と、今回の⑤は、時間があればやるし、時間が無ければとばして最後の問題に行くことにしていますが、この⑤は不肖私が考えて出していた問題です。そろそろ慣れてきたころなので、引っかかる生徒がかなり少なくなってきますが、とりあえずこ…

久々に国語の話題をば・・・頭の体操続きとジェネレーションギャップ?

さて、前回の続きで授業のオリエンテーションで使う「頭の体操」その③からご紹介しようかと思ったのですが、先日の授業でちょいと衝撃的?なことがありまして、先にその話をさせていただきます。 題材は井上ひさしの「握手」です。登場人物の「ルロイ修道士…

久々に国語関連の話題をば・・・オリエンテーションでの小ネタ①

新学期が始まりまして、たいてい最初の授業では「オリエンテーション」と称して、ノートの使い方や、授業の受け方、評価評定の仕方などを説明する時間になりますね。もちろん私も最低限必要なことは伝えますが、後半はこんな内容を使って「動機付け」としま…

なるほどと思った話その2

中学校の行事の中で、非常に大切にされているのにもかかわらず、教師側も生徒側も極端に「感動的で物凄く好きだ。」という人と「できればやりたくない、嫌でイヤで仕方がない。」という人に別れる(ような気がする)のが、「合唱コンクール」です・・・はて…

なるほどと思った話その1

自分自身は置いといて、長年教師をやっていると「イイハナシダナー」と思うような先輩、後輩、同僚の一言に出会ったりします。そんな「思い出の一言」をいくつか・・・ 新人の頃に、生徒指導部→生活常任委員会担当を言いつけられました。その時の学校はまぁ…

教科書の角をつつく その1

炎上覚悟で言わせてもらいますが・・・(といっても、この文章、それほど多くの人の目に触れてもいないので、炎上するはずもないのですが)どうもこの、昨今のジェンダーやら何やら、いろいろと目の付け所が面倒くさくてしかたないのです。そもそもいちゃも…

「盆土産」についての小ネタあれこれ

前回までの「走れメロス」についてのアレコレは、こちらとしても意外なほどの長編になってしまいました。今回は「盆土産」についての小ネタを紹介していきます。これは多分1回で終わると思います。(ディスっているわけではありません。) 小ネタその① この…

「走れメロス」の読解その⑩

このシリーズもなんとその⑩になってしまいました。細かくツッコむとキリがないこの短編小説ですが、最後にまとめて授業で困った小ネタなどをまとめて書いていきます。 小ネタその1 「結婚式も間近なのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣装やら祝宴のごち…

「走れメロス」読解その⑨と訂正とお詫び

まずは訂正とお詫びからさせていただきます。このシリーズの⑤で、フィロストラトスの「今はご自分の命お命が大事です。」という言葉を、「原典にはない」と書きましたが、これは誤りで原典にもちゃんとありました。こちらの勘違いでした。大変申し訳ありませ…

「走れメロス」の読解その⑧

生徒がよく読み違いする箇所として、「刑場で二人が殴り合った後、うれし泣きにおいおい泣いたのはなぜか?」という発問に対し、①「間に合ってセリヌンティウスの命が助かったから」という答えが多いのですが、これは違いますね。同じく②「メロスが許しても…

「走れメロス」の読解その⑦

小説は、大抵何らかの変化を書くもので、前回述べた内容を使うならば、走れメロスは「人間不信で顔面蒼白になったディオニスが、人間らしさを取り戻して羞恥で赤面する物語」とまとめることができるかと思います。同じくメロスで言うならば、「激怒で赤面し…

「走れメロス」の読解その⑥

以前このシリーズで書いたように、太宰はディオニスを、原典通りの「リアルガチ暴君」→改心、という流れではなく、善良→闇堕ち→善良、という意識の変化に書き改めました。また、メロスについても、原典通りの「徹頭徹尾神の加護を得た勇者」ではなく、ディオ…

「走れメロス」の読解その⑤

フィロストラトス(年齢不詳)の言動を並べてみると、確かに支離滅裂なところが目立ちます。ちょっと引用してみますと・・・ 「もう、だめでございます。むだでございます。走るのはやめてください。もう、あの方をお助けになることはできません。」「ちょう…

「走れメロス」の読解その④

原典「人質」と「走れメロス」の変更点について、これまでに 変更点01 原典では書かれていない、ディオニスの人格変化が書かれていること。 変更点02 原典では話を聞いて感動しているが、太宰は実際にその場で目撃させている。 ・・・の2点について考察して…