ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

「盆土産」「モアイは語る」の授業で感じたジェネレーションギャップその1

ふと気づくと、前回の投稿から1カ月経っていました。サボっていたのは確かですが、まだ死んだわけではありませんので、また頑張ります。どっこい生きてるシャツの中。

 町田先生は教師生活25年でしたが、こっちはとっくに40年近い。

さて、上のマクラもわかる人は少なくなったと思います。これに限らず、授業の中の話題や例が、Z世代?にどんどん通じなくなっていることのボヤキは度々書いてきました。しかしながら・・・・・・ねぇ。

最近感じたジェネレーションギャップ①

毎年「盆土産」の授業の導入では、毎年通読のあとで、「いつごろの」「どこでの話か」ということの読み取りを行います。これについては以前にも少し書きましたが、「高度経済成長期の」「青森の話」ということで確認してから授業を始めます。そもそも、携帯電話も家電もなければ(※速達)冷蔵庫もなければ(※川でビールを冷やす)テレビもない(※クルマエビもイセエビも、そもそもエビフライも知らない)そんな青森の山奥の村での話です。

で、場所の絞り込みは、「上野駅から夜行列車で8時間かかる」「作者が青森出身である」「訛りが東北っぽい」(※聞くところによると、青森でも津軽の方と下北の方ではかなり違うそうですが、そこまではわかりません)ということから「青森であろう」という推定はできるのですが、昔だったら一発で分かってもらえたヒントが、今回誰にも通じなかったのがショックでしたね。(4クラスで知っていたの1人だけでした)

いわく、「ほら、有名な演歌があるだろ?♪上野発の夜行列車降りた時から~・・・・・・はい、何駅ですか?」すーん(知らな~い)

「え?この歌知らない?題名は?」すーん(知らな~い)

石川さゆりって聞いたことは?」すーん(知らな~い)

そうして、泣く泣く「そうか、これはな、『津軽海峡冬景色』って有名な曲でな・・・・・・(´;ω;`)(ウゥゥ誰もわかってくれない)」

最近感じたジェネレーションギャップその②

「モアイは語る」の授業の中で、結論の食糧危機に関する話題に関して。

教科書では「2030年に80億人に達し、2050年には90億人(←以前の教科書では100億人だったのになぜか下方修正された)に達する」とされているけど、2023年現在で既に80億は越えたわけで、既に「食糧不足の恒常化」は始まっていることになるよね?という話題になり、ここで発問。

「だから今テレビコマーシャルで、食べ物がない人が何億人もいて、地球何周分とかやってるだろ?」すーん(見たことな~い)

AC2023(以前から国連には胡散臭さしか感じませんが)

「え?みんなテレビとか見ないの?家でほとんどテレビ見ないって人は?」はーい・・・・・・クラスの半分近くが、地上波テレビをほぼ見ないそうです。そういえば、話題のテレビCMとかあまり聞きませんね。これはいよいよテレビのオワコン化が。また、テレビだけの話ではなくて。

「新聞取ってるお宅は?」はーい・・・・・・クラスの3分の1いるかいないかくらいですよ。これは授業で書写をするから、習字の道具を持ってこい、と言ったときに、下に敷く新聞がありません、と申し出た生徒がものすごい数いたので聞いてみたのですが、完全に新聞離れが進んでます。

まぁこれらのマスコミの凋落ぶりについては、正直「ざまあ」としか思いません。この零細ブログを読んでくださっているマスコミ関係者の方がいらしたら申し訳ありませんが、確かにテレビは面白い番組はないし、新聞は圧倒的にネットが出てきた今遅くて使い物にならないし、そもそも偏向報道が甚だしいし。

そういえば、もうひとつ最近のマスコミ関係の話題で感じたギャップがありました。それについては次回の話題にさせていただきます。うちももう新聞なんかとる必要ないと思っているのですが、なぜかかみさんが購読をやめないのですよ。それではまた。