ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

ジェネレーションギャップと北海道方言

授業で感じたジェネレーションギャップその④

文法の学習で、動詞の活用形の授業の中で、「動詞の活用は99,99%は五段、上一段、下一段に分類されるが、たった2つだけこれにあてはまらないへそ曲がりがいる」とまくらを振った・・・・・・のですが、なんだかきょとんとしてるのでおそるおそる「へそ曲がりってわかるか?」と聞いたところ、分からないという生徒が半数以上いました。

「ひねくれている」「素直じゃない」などと解説し、さらに恐る恐る「へそを曲げる」ってわかるか?と問うても、やはり半数ちかくが「聞いたことがない」との回答でした。で、ですね。

ものすごく怖い考えになってしまったのですが、例えば前提として「走れメロス」や「故郷」で出てくるような「奸佞邪知」だの「やれ茎」だの、難しい言葉を知らないのは当然だと理解できます。しかし現実は、我々が知ってて当然と思っているような日本語の意味、今回で言えば「へそ曲がり」レベルの言葉を、子供らは我々の想像の何分の1しか知らないのではないか。読み取りの力が落ちている以前に、そもそも語彙力が乏しくて、教科書に書かれてある内容のうち、意味が分からずにただ通り過ぎている教材がほとんどなのではないか、そんなことを考えてしまう出来事でした。

ジェネレーションギャップといえば。

その⑤ 動詞の活用で、北海道の年寄り?は「仮定形」を「命令形」として使うことがよくあります。曰く、「早く起きれ!」「たくさん食べれ!」「こっち見れ!」「ちゃんとすれ!」など。

あと、カ行変格活用の仮定形「くれ(ば)」を「これ(ば)」という癖の人も結構います。まぁ最近の若者は使わないだろうと思い、「君たちのおじいちゃんおばあちゃんで、起きれとか食べれとかすれとか使う人どれくらいいる?」と聞いてみると、各学級ほんの数人しかいませんでした。

中学生のおじいちゃんおばあちゃんとなると、私と同年代と思われるのですが、それでもすでに死語になりつつあるのですね。おそらく北海道方言の一種だと思うし、標準語から見れば間違っているので、ギャップを感じる必要もないのでしょうが、自分自身が激しく時代錯誤の感じがして、ちょいと寂しいものを感じました。

その⑥ 上記同様、折に触れ北海道方言を授業の中で教えていますが、最近よく札幌市内にも出没している「山おやじ」が全然通じなかったのはショックでした。

「テレビのCMでやってるだろ?♪出てきた出てきた山おやじ、笹の葉担いでシャケ背負って、スキーに乗った山おやじ、千秋庵の山おやじ♪って歌、知らないかい?」すーん・・・・・・・誰も見たことがないらしい。だめだこりゃ。

 (一応解説すると山親爺はヒグマのことです)

きっと♪カステラ一番電話は二番、三時のおやつは文明堂♪も知らないんでしょうね

テレビがすっかりオワコン化しているのが如実にあらわれています。何度も言いますがオワコン化自体は「ざまぁ」と思うけれど、でも自分が時代遅れだと思い知らされるのはちょいと寂しい、そんな「昭和は遠くなりにけり」という誰得なボヤキでした。