ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「九マイルは遠すぎる」は言葉の可能性を広げてくれる本です

解説を見ると、1967年発行の短編集、とありますので、半世紀以上前の古めかしい、でも安楽椅子型推理小説としては非常に有名な作品です。ですから、今読んでも「うーん?なんか古くさい・・・」となるかも知れません。でも、特に表題の話は、「純粋に非常に…

教科書会社に電話した話その3

さて、中学校の行事の一つに、陸上競技大会というものがあり(学校によりますが)教師が手分けして審判や誘導などをします。かなり昔の話、広い競技場でお互いに連絡を取るために、小型のトランシーバーを使っていたのですが、ある時、年配の先生がものすご…

教科書会社に電話した話その2

さて、前回書きました長野まゆみ氏作「卵」のあらすじですが・・・(以下ネタバレになりますので、内容を知りたくない方は今回とばしてください。) <あらすじ>(時代設定としてはおそらく昭和40年代?少なくとも戦後すぐではなく、携帯電話のない時代)…

教科書会社に電話した話その1

今までに3回、教科書の内容についてのクレーム参考意見を、教科書会社に電話した事がありまして・・・(メイワクナハナシダ) 特に小説の授業では、 ・「書かれていることを統合して、書かれていないこと(行間)を読むこと」 ・「変化と伏線に気づくこと」…

昔の定期テストの珍答から

中学2年生の「短歌の問題」で、「作者名(正解は石川啄木)を漢字で書きなさい。」という問題を出しました。啄木は三行書きが特徴なので、他の作者より見分けがつけやすく、サービスのつもりで出題しましたし、授業の中でも「豚木と書かないように!」と注…