ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

アニメでわしも考えた ⑩

「誰得・老害オタクのアニメを見て考えたシリーズ」も、はやPART10となりました。今回考えた、実にどうでもいい内容の元ネタはこちらの2本。

 

恐らく探せばもっともっとたくさんの「神様関係」のアニメはたくさんあるでしょうし、大きなくくりでいえば、「ダンまち」も立派な「神様関係」のアニメですが、今回は特に「神社」が舞台の2本です。

江戸前エルフ」は、まだ放送中で、この先どうなるかわかりませんが(5月2日現在)今のところ「ゆるフワ」のぬるーい展開で、しかもちょっとした江戸時代の豆知識みたいなものがわかるので、かなり気楽に見られていい感じです。東京の下町、月島に「高耳神社」という架空の神社があり、そこの祭神が大昔に召喚された異世界のエルフだった、という設定です。

もう一つは、ちょっと古いアニメになりますが、外国人観光客にすごい人気の「伏見稲荷」の正一位お稲荷さん(お狐さん)と、近所に住む、いわゆる「見える」兄妹が主人公です。(こちらは最後ちょっとシリアスな感じになりますが、まぁソフトランディングかな。)

わたし自身は、宗教的な自我をほとんど意識したことはありませんが、分けるとしたら神道になると思います。(親がそれなので)ノンポリ(←死語)ですが、それでも、「神様」を蔑んだりバカにしたりすることはありません。少なくとも「理由はないけれど」畏れ敬うべき存在、とは感じています。

ところが、いろんなマンガやアニメで日本の神様は、わりと「茶化される存在」として描かれるんですよね。結構多いのがいわゆる「堕女神(ダメがみ)」的な扱い。上記の2つについて言えば、共通してゲームにハマっているんですよね。

ひきこもりエルフと新人巫女のハートフルコメディ「江戸前エルフ」エッジ新連載 - コミックナタリー 

スイッチとWiiで、時代の違いがわかりますね。

ゲームだけではなくマンガ、アニメ、その他現代日本のオタク的趣味にすっかり染まっているように描かれます。また、「いなり~」の方では、主神の天照大神橋田壽賀子風のおばさんに、素戔嗚尊が金髪リーゼントの「輩(やから)」風に描かれています。

さて、こう書いてしまうと、なんだか神様を「軽く」描いているアニメを非難してるように見えるかも知れませんが……

そのぬるーい感じが、逆に「(・ᗊ・)イイ!!」と思うんですよ。「軽く」「ぬるく」扱っているように見えますが、やはり基本的に「命の短い人間に対する慈しみや暖かさ」は外さないよう描かれているんですよね。(というか、わたしが無礼だったり無作法だったり無精だったりするから、ヌルい方が有り難いだけかもしれませんが。)

とりあえず一切の茶化しもパロディも許されず、身近なものとして扱うことの許されない、軽く取り扱うこと厳禁の、原理主義的な存在の神様って、「あくまでも個人的に」息苦しいと感じるんですよ。※決して特定の宗教をディスっているわけではありませんので悪しからず。

ですが、逆にその日本の緩さが、とんでもないイカサマ宗教の跋扈を許すことになってしまっていることについては、非常に腹立たしく感じています。具体的な宗教名をあげるのはいろいろ差し障りがあるので避けますが、「なんでこんなわけのわからない宗教を信仰したり献金したり人がたくさんいるのか?」と、ニュースを見ただけでも61年間の人生の中で何回見てきたことか・・・・・・(「オ○ム~」やら「○の華~」やら、列挙に暇がないですね。あるいは○○○会とか。でもこれ、氷山の一角なんですよね)

カミカツ(アニメ)Netflixや見逃し配信&無料視聴動画は?1話~全話フル一気見方法まとめ|神無き世界のカミサマ活動|Anitage+

↑うさんくさい新興宗教の人集めの方法がネタになっている、放送中のこのアニメ(5月3日現在)なんかも結構参考になりますね。

結論 また日本人アゲみたいに見えますが、他の国の宗教も含め、八百万神として懐の深いところが、好きですし有り難くもあります。そして、そこにつけこむ輩(新興宗教も、既存の由緒正しい宗教も)があまりに多いことが腹立たしくもあります。宗教というデリケートな題材だったので、ぼかしたあやふやな表現に終始してしまい結論とは言えませんが、そんなことを感じました。(雉も鳴かずば打たれまいに、とならないことを祈ります。くわばらくわばら)     

←このマンガがセーフなうちは、日本は大丈夫な気がする。