さてさて、私らのように長く生きていると明らかに「異常気象」とか「温暖化」とかがハッキリわかる夏です。まぁそれにしてもパリオリンピック。何なんでしょうねあれ。もうなんていうかオーストラリアの白豪主義とか、南アフリカのアパルトヘイトとかと併せて教科書に載せたくないですか?フランスのアジアンヘイト。フランス人って日本のマンガやアニメ好きだから、少しは日本に好意的かと思ってたら、「全然そんなことはない」ってことがよくわかりました。(このあたり怒られそうだけど、フランス人がこんなニッチなブログ読むわけはないから、これでいいのだ)
オリンピックがらみでYOUTUBEなんか見ていると、関連動画でやれSDGsだのポリコレだの、私のような老害にいわせれば「しゃらくせえ」こと甚だしい内容ばっかりオススメされて完全に食傷気味になりましたよ。何なんだ全く。
パリ五輪の開会式もひどかったけど(東京の開会式も意味不明でつまらなかったとはいえ、気持ち悪くはなかっただけましかなのかも)関連動画で出てきて全然意味がわからなかったのが「ボディポジティブ」ってやつ。
炎上するわけもない零細ブログなので、歯に衣着せずにまとめれば、「超巨漢である自分はまぎれもなく健康であり、私のありのままの美しさを認めないのは差別主義者である」という主張だと理解しています。(そういえば昔「百貫デブ」って悪口ありましたね。とっくに死語でしょうが、趣深いなあ)
「健康であり」ったって、これを主張しているインフルエンサーが若くして何人も亡くなっているのは、いったいどういうことなんでしょうね?
私自身も決して健康でも理想体型ではないですが(身長から体重引いたらギリ100残るくらい)太りすぎは体によくないことくらい、「あたりまえ体操」くらい当たり前、というか分別とか常識以前のレベルだと思いますけどね。
力士のように意識しての肉体改造なら理解できるけど、どう考えたって自らの不摂生を認めたくないがゆえの「負け惜しみ」とか「酸っぱいブドウの論理」とか、「引かれ者の小唄」としか思えない。
そういえば日本にはいい言葉がありますね。曰く「わがままボディ」w(←そろそろツイフェミの攻撃が怖いけれど、こっちには最終兵器「老人のいうことにいちいち目くじら立ててみっともない・・・・・・」という、ずるーい逃げ道がありましてね。ある意味「無敵の人」)
さて「わがままボディ」といえば、最近実にタイムリーなアニメがありまして。
基本ギャグなので、難しいことを考えずニヤニヤしながら見ています。(なんかスゴイ卑猥なバージョンもあるようですが、アマ〇ラではそれは出てきませんので、ニヤニヤは単純に馬鹿馬鹿しいギャグで笑ってるんです。邪推はやめていただきたい)
エルフやらオーガやら、異世界のキャラが現代日本と世界がつながり、いろいろ旨いものの味を知ってみんな文字通り「わがままボディ」になってさあ大変・・・・・・という話です。改めてこれを見ると、フライドポテトって太るんだなあと思い知らされます。もう回転寿司に行って、値段を抑えるためにフライドポテト頼むのやめようかな、と考えさせられました。
しかし、ボディポジティブもポリコレも、こっちに実害が及ばない限りクレームをつけるつもりも差別する気持ちもなく「好きにしてくれ」って感じなのに、むりやり肩をつかんで振り向かせて「我を敬え!」みたいなことやってれば、そりゃみんなそっぽをむくわなあ、しみじみ・・・・・・
いやな渡世だなあ(もう使いすぎなのはわかってますけど)
さて、逆にそんな嫌なことを一切考えずにすむ、ぼーっと見るのに最適なアニメが時を同じくしてありまして。それがこれです。
まさかこんなのにハマるとは思わなかった。
「四匹の猫と一匹の虎がラーメン屋を営んでいる」という、設定だけは奇想天外ですが内容は実に淡々と毎日が進んでいくアニメです。そこにちょっと自己肯定感の低い一人の女の子がパートでやってきて、猫たちとの日々の中で徐々に心を開き自信を取り戻していく・・・・・・(という話になるのかな?まだ途中なので最後どうなるかは不明ですが)
で、何がいいかというと、この猫たちと虎が実に「きちんとしてる人たち猫たち」んですよ。今までの話で悪役が2回出てきますが、きちんとしていないのは常に「人間」なんですよね。で、どちらの男もきちんと懲らしめられるので、かるく「良かった良かった」と気持ちよく話が終わります。
なんというか、よくある「なろう系」アニメの追放系みたいに、どぎついリベンジをされて「ざまあ」というのも、確かにスッキリするんですが、この「ラーメン赤猫」でのリベンジは、実に常識的な解決だったり、猫の癒やしの力がゆえの「ざまあ」だったり、まったく暴力的ではないんですよ。
とにかく「きちんと生きている者がきちんと報われる」度合いが実にマイルドで、こちらの感情を無駄に揺さぶられることもがなく、まったりほっこりと安心して見ていられる、実に「ゆるふわ」の日常系アニメでした(今のところは)
そんなに起伏の少ないアニメが面白いのかよ?と思われるかも知れませんが、さすがにちょっとやれ勇者がどうしたの魔法がどうしたの魔王がどうしたの、という、ラーメンでいうならば「こってり系」ばかり見ていると、こういう「あっさり系」が染みるんですよ。
ついでに言えば、この猫の作るラーメンがけっこう旨そうなんですよね。スープの説明なんかもマニアックだし、見てるとラーメンが食べたくなるんですが、フライドポテトを自粛してラーメン食べてたら意味が無い。ラーメンは週に1杯まで、くらいは自制しないと「わがままボディ」になってしまう。我慢我慢。
・・・・・・でも、残り汁にご飯を入れておじやにするくらいはセーフだよね?ね?(←ダメじゃん!)