ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

オリエンテーションと頭の体操その③

さて、前回紹介した④と、今回の⑤は、時間があればやるし、時間が無ければとばして最後の問題に行くことにしていますが、この⑤は不肖私が考えて出していた問題です。そろそろ慣れてきたころなので、引っかかる生徒がかなり少なくなってきますが、とりあえずこんなのです。

⑤大金持ちの「金羽有三(かねはあるぞう)」の家の召使いから警察に「大変です、ご主人様が毒殺されています」と電話が来た。警察が来てみると、密室の中に金田有三の死体と、青酸カリの入ったウィスキーのビンがあった。当日家には、客として主治医の「折賀八太(おれがやつた)」と甥の「半忍田太郎(はんにんだたろう)」孫の「青山リカ(あおやまりか)」がいた。さて、怪しいのは誰だろうか?

はい、その通りです。この辺まで来ると「名前に引っかかって」という生徒は少なくなり、ピンときてキチンと読み取るようになってきますね。簡単なので、時間が無いときにはとばして次の問題に行きますが、次の問題こそは一番オリエンテーションとして重要な問題であり、今後の授業につなげていきたい内容です。ちなみにこれは、出典は「頭の体操」ではなく、確かどこかの会社の入社試験で出されたものだったはずで、何かで読んでえらく感心した問題です。では考えてみてください。

⑥ある所に、故障して銃口から1メートルしか弾が飛ばない銃を持った猟師がいた。その猟師が、10メートル離れた木の枝にとまっている鳥をその銃で狙って撃ったら、みごと命中した。鳥は木から離れていないし、猟師も木に近づいていない。ではどうして命中したのだろうか?

さて、いかかでしょう?これは今までの問題とは違い、「一つの答えでストンと落ちる」ものではありません。言うなれば「少年の日の思い出」で主人公がチョウを粉々に潰した理由や、「握手」で語り手が最後にした指サインの意味と同様、「みんな違ってみんな良い」類いの問題で、国語の授業において「世界観がぶち壊しにならなければ、いろんな考え方があっていいんだよ。」「馬鹿馬鹿しいと思うようなことでも、いろんな考えを出し合うことがすごく大事なんだよ。」ということを生徒に伝えるためのものです。(入社試験としては、「一つだけの考えで満足せずに、派生的発展的な考え方ができる人」を求めているのだと思います。)

以上、私が最初のオリエンテーションの時に使う問題のご紹介でした。お読みの皆さんは、大体おわかりだと思いますが、解答(回答)と解説、というかネタバレは次回まとめて載せたいと思います。よろしければ次回もご覧ください。

 

 

久々に国語の話題をば・・・頭の体操続きとジェネレーションギャップ?

さて、前回の続きで授業のオリエンテーションで使う「頭の体操」その③からご紹介しようかと思ったのですが、先日の授業でちょいと衝撃的?なことがありまして、先にその話をさせていただきます。

題材は井上ひさしの「握手」です。登場人物の「ルロイ修道士」が、昔は畑仕事などで手のひらが板を張ったように固くなっていた、という場面で生徒に、「こんなふうに毎日スコップやくわを使ったりして、皮膚が固くなったのを何という?」と質問したのですよ。すると生徒はポカーン。質問を変えて「野球部とか素振りしてたら指の付け根が固くなるだろ?それを何という?」と聞いたら、やっとわかった、という顔で「豆!」「んー、まぁそうもいうけど、豆通り越してもう潰れなくなるくらい固くなったやつは豆と言わないだろ?」「いや、豆です。」・・・はて、こちらとしては「たこ(胼胝)」という答えを期待していたのだが、「たこ」という言葉は死語なのかしらん?「ちなみに君たち、耳に胼胝ができる、という慣用句は知ってるかね?」と質問すると、半数以上が知らないとのこと。うーん、ペンだこは知ってるかい?と聞くとそれは分かるらしい。個人的には、水ぶくれになったのが豆で、潰れなくなるほど角質化したのをたこ、というのだと思っていたのですが、皆さんいかがお考えでしょうか?(ちなみに、同じ質問を三人の先生方にしてみたのですが、二十代四十代の二人は豆で、私と同じ感覚なのは再任用の先生だけでした。これもジェネレーションギャップ?(泣)

さて、気を取り直して前回の続き。3問目として出すのがこちら。

③ある池に、近くにあった石を投げ込んでみると、その石はいきなりもぐったりしずんだりし始めた。これはいったいどういうことか?

まさに先入観に縛られたら、なかなか読み取りが難しい問題です。ただしこれは、数人分かった子が出てきても、「何と答えたらいいかわからない」感じになります。もちろん中には、「地震が起きた」「魚の背中に乗った」「石じゃなく亀だった」「水切りをした」などの答えも出ますし、一概に不正解、とも言えませんが、ある程度答えを言わせたあとで、こちらの方から「答えはひらがなで4(5)字でこたえてください」と振ってみたりします。さて皆さん、おわかりでしょうか?

ここまでやってくると、意外と次の問題なんかは慣れてきた子はすぐ気づきますね。この問題なんかは、「契約書とか隅々まで読まないとだまされたりするよ」なんてことの実例として紹介したりしますね。

④ある所に3メートルのロープで首をしっかりとしばりつけられた牛がいた。その牛をつなぐ丸太は、しっかりと地面にうちつけてある。意地悪な子供が来て、牛のえさを丸太から6メートル離れたところに置いていった。ところがしばらくしていってみると、その牛はえさを全部食べてしまっていた。丸太は抜けていないし、ロープも切れていないし結び目もほどけていない。これはいったいどういうことか?

さて皆さん、おわかりでしょうか?(しかし人の作った問題をしたり顔で出しておいて、「おわかりでしょうか」もないもんだ、というご指摘は勘弁して下さい。)時間があるときにはあと2問出しますが、それはまた次回ということで。

 

久々に国語関連の話題をば・・・オリエンテーションでの小ネタ①

新学期が始まりまして、たいてい最初の授業では「オリエンテーション」と称して、ノートの使い方や、授業の受け方、評価評定の仕方などを説明する時間になりますね。もちろん私も最低限必要なことは伝えますが、後半はこんな内容を使って「動機付け」とします。もちろん自己満へそ曲がり流ですので、一般の先生には参考にならないでしょうが、お暇つぶしにご覧いただければ幸いです。

さて、まず私は「何のために勉強するのか?」という大命題をぶちかまします。1年生なんかは特に目をパチクリさせて、必死に答えを探します。まぁ大抵は「将来のため」「自分が社会に出て困らないため」「高校進学するため」「良い仕事に就くため」など答える生徒が多いです。非常に健全でありもっともで、文句の付けようがありません。で、それに対して私は個人的な見解として「損をしないために勉強しろ」と言います。もっと言えば、国語は「人にだまされないために勉強しろ」と言います。この辺り、イタイケな1年生に毒を吹き込むようでちょっと気が引けますが、「一番楽してお金儲けするのはどうしたらいいか?それは人をだましてお金を巻き上げることだ。だから今世の中に振り込め詐欺だのなんだの、詐欺がこんなにも広がっている。人の話を聞いて、書いてあることを読んで、なんか変だな?と気づくことが大事だ。」と教えています。かなりへそ曲がりですが、誰かは伝えるべき内容だと思っています。で、「人はわりと簡単にだまされる」という例として、以下のような問題を出して生徒に考えさせることにしています。

(ちなみにこれらの問題は、私が小中学生のころ、つまり今から50年程前に大ベストセラーになった多湖輝氏の「頭の体操」シリーズからお借りしています。内容的にネタバレであり、著作権に触れる可能性があるかもしれませんが、紹介させていただきます。解説は別の回でお示ししますが。)まずは軽く2問。ただし、実際の本とは文言の細部が違っているかも知れません。

 

問①急な坂道で、重そうな荷物を載せた荷車を運ぶ親子連れがいた。後ろで押している人に「前で引いているのはあなたの息子さんですね?」と聞くと「そうです」という。ところが、前で引いている若者に「後ろで押しているのはあなたのお父さんですね?」と聞くと「いいえ違います。」という。こんなことがありうるか。

そもそも「頭の体操」の著者である多湖輝さんは心理学の方の先生で、先入観や錯覚、思い込みで頭脳がミスリードされる問題をたくさん出していますが、この問題なんかはまさに「先入観でだまされる」という説明にぴったりです。ちなみに今回1年生に出題したところ、大体2/3は「何のことやらサッパリ」でした。(ただし、ヒントになってしまうかも知れませんが、昨今の情勢からちょっとこの答えの解説にはナーバスな面が出てきました。)さて、おわかりでしょうか?

続いてもう一問。

問②あるところに、顔かたちがそっくりな二人の子供がいた。生年月日も両親も同じだというので、「では君たちは双子だね?」と聞くと「違います。」という。こんなことがありうるか。

忘れてましたが、問①にも問②にも、「二人とも嘘は言っていない」という前提が必要でしたね。生徒が真っ先に考えつくのは「嘘をついていた」という答えですが、それではすっきりしない。ということで、出題の後に「誰も嘘はついていない」という補足は付け加えました。この②なんかも、微妙な国語的表現の違いで、思考が一定方向にミスリードされてしまういい例だと思います。ほんの一カ所表現を変えれば、わりと簡単に思いつくのですが。ということで、「微妙な表現の違いによって印象も変わる」ということの説明にぴったりでした。これも2/3は「何のことやら」でしたね。さて、おわかりでしょうか?

ちなみに、残り時間によりますが、オリエンテーションではあと4問用意してあります。それらについてはまた次回書きます。お後がよろしいようで。

 

ポンコツタト食反パート2(と年寄りの逆ギレパート2)後編

さて、勇み足で(←このあたり「少年かむい」さんのパクリ)十五島公園にタト食反をしに来たものの、炊事場は閉鎖されていて、手には肉とたき付けの入ったレジ袋・・・こんなの持って帰るのヤダなぁ。公園には過ごしやすそうな東屋があるし、いっそあそこで米を炊き肉を焼いてやろうか?でもそういう不届きなことを考えるヤツがたくさんいるらしく、あちこちに「指定の場所以外での火気の使用を禁止します」的な貼り紙がしてあるし、でも持って帰るのめんどくさいし、「ああもういっそ悪徳者として生きてやろうか?」・・・と、メロス的闇落ち寸前の気持ちを何とか抑えつつ(一応こっちも公務員の端くれだし、ヘタに問題になっても困るし)帰路につく途中で思いついた。そうだ!滝野公園に行こう!と走り出したところまでが前回のお話でした。

滝野霊園には何度となく墓参りに行っていたので、それほど遠くないイメージでしたし、強風が幸いにフォローで吹いてくれたので(←フラグ伏線その4)支笏湖との分かれ道まではかなり快調に走れたのですが、車と違いそこからの上り坂が、まぁ自転車で行くとキツいこときついこと。(ちょっと走れる人ならなんてことない坂なのでしょうが、私のようなド貧脚にはかなりこたえます。)ゼーゼーいいながら何とか滝野霊園まで登り、そこからは快調な下りとフォローの風でほとんど漕ぐこともなく「滝野すずらん丘陵公園」の渓流口から受付を通り(自転車は無料で、しかも園内を普通に走れるというラッキー)炊事場は鱒見口の所だけだというのでさらにそちらまで移動してやっと到着しました。

 

着いた時には日差しは明るかったけれど、相変わらず風は強かったので、試してみようと思ったタープのダイヤモンド張り?はやめにして(←フラグ伏線その5)グラウンドシートだけ敷いて地べたスタイルでいこうと思い、道具を出して並べます。

  

(DODのグランドシート 190cm四方 当時2,332ポチ)

www.amazon.co.jp

かなり疲れたので、まずは米を研ぎまして、浸水させているあいだにコーヒーでも、とお湯を沸かしてみてここでしくじり発生。シェラカップでは引っかけられない!さてどうする?・・・もともと豆からひく予定で持ってきていたダイソーの1100円コーヒーミルセットのコップがあるじゃないか!

 

何とか一息つきまして、本日のメニューはこちら。

 

(あまり還暦前の男が食べるにふさわしいメニューではありませんな 汗)ダイソーの風防と五徳とアルストで米を炊きまして、待っている間にプチたき火の準備をします。

 

(TOMSHOOチタンウッドストーブ 当時3.399ポチ)

 

 

これこれ、これがやりたかった。(ジョイント箸 898ポチ)カミサンが見たら卒倒しかねない、というか半殺しにされかねない、この背徳感バリバリのタト食反よ!というわけでこのカルビ弁当を、「ワシワシとかきこんで(椎名誠風)」いくと、「(妙に、うまい)のである。(池波正太郎風)」などと悦に入っていたのですが、焚き火を始めた頃から気になることが。空が「(妙に、暗い)のである。」

 

そしてポツポツと小粒の雨が降り始め、(伏線1回収)ずぶ濡れまではいかないけれど、全体がしっとり濡れるレベルの雨になってきました。横着してタープを張らなかったせいで、(伏線5回収)だんだん「あずましくない(北海道方言)」感じになってきたので、最後はオニオンスープで〆てから大急ぎで撤収にかかります。雨はだんだん強くなり、水たまりこそできないまでも、舗装道路の色がすっかり変わるくらいにはしっとりとお湿りが。おそらく気象庁札幌管区気象台?的には、「1mmには達していないので、これは雨天ではありません。ドヤッ!」とか言うんでしょうなぁ。でも、ふたたび言わせてもらいます・・・「やい気象庁!まぁた70%外しやがったな!昔の海○語の魚群予告でももう少し当たるわ!どうしてくれるこのていたらくを!qあwせdrftgyふじこlp;@:「」!」・・・ごまめの歯ぎしり、負け犬の遠吠え、えぇえぇわかってるんですよ。でもねぇ今年に入って70%以上を2戦2敗はいくら何でも酷いんじゃないかい!!!・・・ハァハァ、以上年寄りの逆切れでした。

さて、帰り道もまた坂を登るのは嫌なので、平らな道を選び清田の方から回って帰ることにしました。しましたが・・・まあ予報も全く当たっていなかったわけでもなく、ちゃーんと当たりましたよ。「風が強い」ってことだけは。はいはい、強かったですよ・・・帰りのアゲインストは!!!(←伏線4回収)なんやかやで札幌市内を三角形に回った感じになり、走行距離はサイコン読みで73キロになりました。かる~く外飯のつもりが、とんだトレーニングになりました。とはいえ、今回いろいろしでかした内容は、今後のいい教訓になりました。

忘れ物・・・①皮グローブ(無くても済んだけど焚き火にはほしかった)②洗剤やスポンジ(水でざっと洗うだけしかできなかったので、まぁ鉄板が煤だらけ)③ウエットティッシュ(洗い物をせず拭くだけで済ませて持って帰る予定でした)

次回持って行く物・・・サドルバッグを両方付けるか、ヒップバッグでなくてもう少し大きめのバッグを持っていく(容量ギリギリだと食材を入れられない!)

次回持って行かない物・・・インシュレーターザブトン(果てしなく滑るということがわかった。ダイソーの110円ザブトンに変えようと思う。)

次回の目標・・・タープを立ててみる。さて、次回はいつのことやら。まもなくGWですが、何だかずっと雨模様なんですよねぇ。雨を承知で行くほど気合いは入っていないもんで、しばらくはお預けかなぁ。では次回は久しぶりに国語関係の話題などをお送りしたいと思います。よろしければまたおつきあいください。

 

 

 

ポンコツタト飯パート2(と年寄りの逆ギレパート2)前編

(今回の内容は前回に続き気象庁札幌管区気象台?と札幌市南区土木部維〇管理課の関係者は読まないでください。一部逆ギレ気味のヘイトクレームがあります。)

さて・・・「(若い頃はしたけれど)年寄るまでソロキャンプをなさざりければ、心憂く覚えて、あるとき思いたちてただ一人、自転車(チャリ)より詣でけり」ということで、どの予報を見ても降水確率20~30%の天気の良い日(←フラグ伏線その1)の朝、また外飯としゃれ込もうと思いまして、オルトリーブのバッグと、マウンテンスミスのヒップバッグに色々ギュウギュウに詰め込んで(←フラグ伏線その2) 

颯爽と?家を出たのが9時半ころ。行き先は十五島公園。前日にネットで調べると、その手前の藻南公園のバーベキュー場は4月29日オープンで間に合わず。おそらく小学校に上がる前に行ったことがある気がする十五島公園を検索すると「ゲートの開閉 4月中旬~」とある。もう下旬だし、ということは・・・開いてるよね?!(←伏線3)ということでまぁ年寄りの冷や水で走った訳ですよ。「天気晴朗なれど波高し」キッツい向かい風の中、石山通を南下し、途中のダイソーでコレ↓と塩こしょうを買いこみまして(たき付け3つと併せて442円也。ちなみに塩こしょうは使うことなく戻ってきましたが。)

 (こぢんまりと焚き火がしたかったのです。)

まぁこれもあとで気づけば、十五島公園の手前にもダイソーはあったのですがね。そして同じく十五島公園の手前の東光ストアで肉とコーヒー(本当は豆から挽きたかったのですが、まぁ高価な高級な豆ばかり置いてあって、しかも味が想像付かないような何とかブレンドばかりだったので、インスタントのコレ↓)とスープを購入しまして、

 

牛味付けカルビ焼用580円、ク〇ールカップスープ178円、コーヒー5杯分入り428円、税込み1280円の出費、ダイソーと併せて1722円也。まぁお小遣いキャンパーとしては十分許容範囲でしょう♪・・・と浮かれていたのはここまで。十五島公園に降りてみると・・・何ということでしょう!河原へ降りる道は全て閉鎖されており、しかも「いつ開放できるか全ぇ~ん然分かりましぇんテヘペロ♡」みたいなことまで貼り紙がしてあり(この辺りかなり悪意のある改竄です)・・・どうりでこのBBQばやりの昨今に、駐車場に全然車がいなかったわけだ。(その3の伏線回収)さてここで逆ギレその1!

やい!札幌市南区土木部〇持管理課~!使えないなら使えないって一言書いておくぐらいしたってバチ当たらないだろうがよぉ~!ボー然としていた私の後にも、何台か車が来て、2家族くらいガッカリして帰って行ったぞぉ~!qあwせdrftgyふじこlp;@:「」!

・・・まぁね、確かに川の様子を見れば、「見よ、前方の川を。昨日の豪雨で山の水源地は氾濫し、濁流とうとうと下流に集まり、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、こっぱみじんに橋げたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と立ちすくんだ。・・・」というメロスレベルの流れで、河原なんて全く見えないし、そもそも今年のあの災害的豪雪の雪溶けなら、そう簡単に水が引かないことなんて、来る途中の豊平川を見た段階で気づいても良さそうなもんだわなぁ。とはいえ、このバッグがギュウギュウで入りきらなくて、レジ袋に入れたまま持っているこの肉とかをどうすればいいんだ???(その2の伏線回収)諦めて家まで持って帰るのヤダなあ。とはいえ、家人に事情説明と帰るメールを入れて、来た道を戻る途中で、ピッコーン!と閃いたのです!

この先の二股を右に曲がれば、滝野公園があるじゃない!そうよ、十五島公園が無ければ、滝野に行けばいいのに!

(何でもかんでも連想した物を貼ればいいってもんじゃないよな)ということで、まずはスマホで調べて炊事広場が開いていることを確認し(サイショカラタキノニイッテレバヨカッタノニネェ、ヒソヒソ)家人に再度計画変更のメールをした後、南東に進路を変えて進んでいきました。この後に待ち構える試練も知らずに・・・(後編に続く)

 

 

 

 

久々のサイクリング(と年寄りの逆ギレ)

ということで、ある晴れた休日、30キロほど離れた海岸の展望台までサイクリング&昼メシと洒落こんでみました。(全くおシャレな活動ではありませんが。

持ち物はモンベルのクッカーとそれにちょうど入るO D缶、そしてこれまたいつ買ったかも覚えていないスポーツアルペンデポ「サウスフィールド」ブランドのミニバーナー、財布、スマホ、モバイルバッテリーとコード、セカンドストリートで買ったモンターナのミニテーブル(たしか1600円くらい)とダイソーのミニ風防(550円)、キャプテンスタッグのインフレータブルザブトン(400円弱)を、モンベルメッセンジャーバッグに詰めまして、いざ出発。(オルトリーブのサドルバッグはまた今度)

天気予報は降水確率20%、風邪は弱め、絶好のサイクリング日和。なんやかや雑用を済ませて、家を11時20分に出まして、若干のフォローに助けられ、快調に国道231号線を北上していきます。

 

途中のセイコーマートで、おにぎりとカレーめん(セイコーマートのオリジナル)を購入し(それにしても安い!2つで200円ちょい、むしろおにぎりのほうが高いというコスパの良さ。)つくづく北海道の郊外における、セコマの頼もしさは異常!

もっとも「快調」と言っても、私自身が「平地と向かい風には弱いが、登り坂にはめっぽう弱い」という(←ダメじゃん!)とてつもないド貧脚なので、せいぜい出せても追い風で30ちょいくらい。そういえばゆるキャンの13巻で、初めてロードバイクに乗った犬子が、ちょっと本気でこいだら40キロ出てた、ってのが羨ましい。(というか私の自転車は、いくらシクロクロスとはいえ、タイヤを28cのオンロード用に変えているし、いくら重くても40キロくらい出せても不思議はないのだがなぁ。これが年をとるということなのだろうか?)

 

セコマで昼メシを購入後、再び走りだしましたが、石狩の霊園横の坂でもう既にバテてしまっている情けなさ。表題の通り年寄りの冷や水、という言葉が頭をよぎります。何とか登りきり、あとはただ真っ直ぐ丘の上の道を走り、望来の手前の坂を気持ちよく下ります。(と言っても、気持ちよい分帰りの登りがキツイわけですが)

望来の町のセコマを過ぎて(思えばこっちで買えばよかった)信号を右折し、広大なパークゴルフ場を左に見ながらまた坂を登ります。

この辺りから空がだんだん曇ってくるのですが、何とか目的地の嶺泊駐車場公園(通称「カシオペアの丘」)にたどり着きました。所要時間約2時間。このコロナ禍の中、久々にちょっとした小旅行気分を味わうことができました。(それにしてもアベレージ15キロかぁ・・・7年前の大夕張200キロブルベで、かなりギリどはいえよく間に合ったもんだ。)

 

ボトルの水をクッカーに入れまして、開けるのはいつ以来だかわからぬバーナーを着けけてみますと、何事もなかったかのように普通に着火しボーボー燃えます。

(我が日本の工業製品はァァァ世界一ィィィィ〜!)と、心の中でシュトロハイムりながらお湯が沸くのを待ちます。(よくよく見たら新富士バーナーだもの。そらぁ着くわなぁ)

待ちながら来し方を眺めると・・・あれあれ?何だかどんどん雲が厚くなってきているぞ?おまけに遠くを眺めればけっこう良い景色なのに、目前の草むらには空き缶やらペットボトルやらがたくさん捨てられていて何だかうす汚いし。

 

以前紹介したYoutuberのブーマー氏みたいに「一泊一善」できるレベルではなく、半端なくポイ捨てだらけ。車で来ているんだろうから、持って帰るくらいは何てことないだろうに!・・・しかし、腹立たしくても腹は減るもので、お湯が沸きましたよっと。

 

ただ外でお湯を沸かして、カップ麺を食うだけで、なんでこんなに満ち足りた気分になれるのだろう。アウトドアの不思議ですね。コーヒーの一杯も入れたかったところだけど、そのセット(ダイソーで1100円)は持ってきてなかったので、今度同じような機会があったら考えよう。さて、「撤~収!撤~収!さっさと撤収!しばくぞ。」 (おいおい)

 久々に使ったし古いけど結構いいなこれ。パッキングも楽だし。

一通り片付けてさて帰ろう、と思ったころ、降って湧いた災難、メロスの足は、はたと止まった。見よ、前方の川を。・・・雨だよ。おいおいおい!降水確率20%じゃないのかよ!ちゃんと確認して出てきたのに!またまた80%外しやがって、いったいどういうこった!qあwせdrftgyふじこlp;@:「」~!

(さてここから年寄りの愚痴が延々と続きますし、気象庁ディスる内容ばかりなので、気象庁の関係者や他人への悪口雑言がお嫌いな方はお読みにならないでください。)

私は以前から息子に、「公務員になるなら気象庁に入れ。どんだけ予報を外そうが信じた人に迷惑がかかろうが一切責任を取る必要もなく、クレームが来てもサーセンwで済むんだからこんなのんきな仕事はない。70%80%どころか90%外しても平気で勤まるんだからこんないい仕事はないぞ。」と言ってました。(まぁ大抵、天気予報を信じて自転車で通勤し、帰り道でずぶ濡れになって帰宅した時に腹立ち紛れで言うわけですが、あまりに何回もあるので息子も飽き飽きした顔をしていますな。)私はそもそも天気予報で降水確率40%を越える時には自家用車で通勤します。つまり30%以下の時にしか自転車通勤していないのですが、それでもかなりの確率でダマされます。

いやね、私もいい大人、というか老人なので、昨今の天気予報が異常気象で難しいとか、そもそもマスコミを信じる時点で愚かであり、また自己責任であることも重々承知なんですけどね。ここ数年来は、台風情報にしても、まぁ警報が出されて学校が臨時休校に決まった後の天気の晴れること晴れること・・・台風は命に関わることだから、結果的に何もなかったのは良いことだとしても、通常の天気予報くらい、もう少し当ててもらえませんかねぇ?・・・自転車もバッグもウェアも泥だらけになって帰ってきて、せっかくの満ち足りた気分が台無しになった年寄りの逆ギレでした。現場からは以上です。

 

 

 

 

 

 

 

明日のためにその6(長物をまとめる)

キャリアも付いたし、バーテープもチェーンも取り替えた。バッグも付いたしあとは・・・テントポールやタープポールをどうするか?フレームが短いのでうまく付けるところがない。さらには、テントポール約45センチ、タープポール約40センチ、タープポールの袋にテントポールを入れるとビミョーにはみ出る。

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タープポールは8tail KOKIZAMI  POLE コキザミポール19mm 2,780円也。これを半分(5本)だけ入れて、空きスペースにテントポールが入れば文句なしだったのですが、そうは問屋がおろさない。かといってテントポールの袋にはもう余地がない。さてどうするか?と、そのとき目に入ったのがこの椅子の袋!なんかちょうど良くね?

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入れてみたらこれがジャストフィット!さらにキャプテンスタッグのインフレーティング座布団(ジョイフルAKで約400円)と、テントのペグまで楽々入る!

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さらにキャリアに載せて見るとこんな感じ。こうして長物はキャリアに、それ以外の荷物は左右のバッグに入れれば・・・

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・・・あると思います。さて、着々と準備だけは進んでいますが、そもそも自転車に乗って遠くまでイケルのか?次回はちょいと遠出して、ソトメシしてみようと思います。それではまた、お会いしましょう。

 

明日のためにその5(初めてチェーンを換えてみた)

(ここしばらく国語の話題を書いておらず、「羊頭狗肉」というか、「看板に偽りあり」もいいところなので、表題を変えさせていただきました。)

さて、仁和寺の例の法師と同じく「あるとき思ひ立ちて、ただひとり」チェーンの取りかえを、「老人もしてみむとてするなり。」ということで。

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先日取り付けたキャリアにスマホを載せ、Youtubeを見ながらとりかかりました。まずは前後とも一番径の小さいギアにしてチェーンを外す・・・らしい?

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冬場にポチりましたるTOPEAKのツール(1、520円也)とチェーン(2、857円也)を取り出しまして、まずはチェーンを外してみます。なにせ初めてなもので、おっかなびっくりでぐりぐりと回してみますと(一応日本語も含めた説明書もありました。)

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意外とあっさり外すことができました。(まぁいろんなものは大抵外すのは簡単な場合が多いですがね。そこそこ長い人生経験から言わせてもらえば。)そして今度は新しいチェーンを、前後最大径のギアにしてかけるとのことですが、ここで問題発生。

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YouTubeでは、ここで「適切な長さになるようにチェーンをカットし云々」とあるのですが、カットも何も、袋から出した状態で、ご覧のようにギリギリつなげられるかどうか、という長さ?!どうしたらいいんだ?というかそもそも、外した古チェーンと比べてみるとおんなじ長さ!ということは・・・そもそも取り替える必要なかったんじゃないのか?!・・・ええい、ままよ!

f:id:ponkotsu1000sei:20220412201229p:plain (これって使い勝手良いナァ)

ということで後は野となれ山となれ、何とか目一杯引っ張ってから、

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付属のピンを強引に押し込み、適当な工具がないのでモンキースパナを2つ使って 

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同じく強引にピンをへし折り、どうやらチェーンの交換を終えることができました。(新品のチェーンを付けたはずなのに、もうすでにうす汚れた感じになっているのは♪何でだろ~何でだろ~♪)で、ついでに冬の間にポチっていた、オルトリーブのバックローラーシティ(並行輸入品 2つで1セットの1、4670円也)を装着してみました。

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空っぽのバッグをつけると、フニャフニャで何だか締まらない感じですけど、まぁこれはこれで善哉。かなり明日のために、がそろって参りました。テントやシュラフなどの大物はこれで運べそうですが、問題はポール系の長物をどうするか?これもついでに解決したい・・・ということで明日のためにその6に続きます。(しかしリアルに国語の話題から離れっぱなしだナァ。)


 





 

 





 





 

明日のためにその4(初めてバーテープを貼り替えてみた)

・・・とお題をつけるほど大層なものではありませんでした。もちろんプロの方から見たら「汚ったねぇ巻き方だなあ。」と言われる出来映えでしょうが、まぁ個人的には用は足りそうだし、何よりダメならまた巻けばいいや、という見通しがもてました。この年になって新しいことができるようになるのは、これはこれでうれしいものですね。それにしてもネットは便利だ。バーテープの巻き方を検索したらYoutubeがいくらでも出てくるので、ちょいちょい見ながらすすめていきました。

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これまた冬の間にポチっていたバーテープ1.498円ナリ。自転車が黒に赤なので、黒赤のテープを頼んだのですが、なんかちょっと趣味が悪い。もとのボロボロになった黒のバーテープを剥がし、このセアカゴケグモみたいなのを貼っていきます。はがしてしまったらもう後戻りはできないわけで、今にして思えばバカバカしいですが、結構緊張しましたねぇ。

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全部剥がしたあと、新しいテープの裏面にある、両面テープを剥がすのがまず一苦労。大したことないように思うでしょうが、意外と年寄りには、こういった細かな作業はキツイんですよ。

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端を少し残し、内側から外側に向け、1/2から1/3くらい重なるように巻いていき、ブラケットのところをたすき掛けにして、平らなところまで巻いていきます。・・・はて?何だか初めてのはずなのに、妙に慣れ親しんだ感覚が・・・?ああ、そうか。部活でラケット競技を担当していたので、グリップテープを巻くのに似てるんだ。

そうと気づけば意外と気が楽になってきて、あとはすいすいとすすめられました。

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端をテープで留め、グリップエンド?にキャップを押し込んで左側完成。

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右側も付け終わり、完成形がこちらなんですが・・・うーん、なんだか思っていたのより結構毒々しい感じ。そもそもここでオレンジとか蛍光緑とか、そういう思い切った色を使えないところがジイサンなんだろうなぁきっと。とはいえあちこち破れていたのよりはずっとマシなので満足。

さぁーて、明日のためにその5は、「13年目にして初めてチェーンを換えてみた」の一本です。来週もまた、見てくださいね~。ンゴング(←じゃんけんになる前のサザエさんの終わり方より)


 

 

 

明日のためにその3(3日がかりで自転車にキャリアをつける話)

ということで3日めの朝、また6時に起きてキャリアを取り付けようと、昨日買ってきた4ミリ長さ25ミリのビスを通してみると、片方はちょうどいいが片方はまだ短い。今回ばかりは、お金の無駄遣いかもと思いつつ、30ミリの長さのビスも買ってきていた自分をほめてやりたい。

f:id:ponkotsu1000sei:20220330122534j:plain ・・・というかそもそも手間かかりすぎだよなあ。ちゃんと計ってから買いに行けっての。

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奮闘努力紆余曲折艱難辛苦悪戦苦闘純情愛情過剰に異常という、よくは分からないけどとにかくなんだかものスゴイ手間をかけた結果、(このくだりは椎名誠わしらは怪しい探検隊」からいただきました。)どうにか装着に成功いたしました。

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どう考えても3日かかるような難しい作業ではないはずだが、ナンボ古い自転車とはいえ、普通に打っているサイズのビスを使ってくれよなぁ。まぁついたからいいけど。(学校に着いてから、上の画像のビス4つにワッシャーを噛ませていないことに気づき、付け直したのは内緒だ。微妙に後ろが下がっている気もするが、直しようがないので気づかない振りをしているのも内緒だ。)

さて今度は、明日のためにその4。「ブレーキ交換をしてもらってから一度も換えていないハンドルバーを自力で巻いてみる」ことに挑戦してみます。詳しい人ならそんな簡単なことをブログに載せるな、と思うでしょうが、まぁ60の手習いということで、生暖かい目で見てやってください。それにしても、いまさらこんなロートル自転車に手をかける必要があるのか?でも新しいのを買えるお小遣いは無いし。だから・・・

f:id:ponkotsu1000sei:20220331082714j:plainお後がよろしいようで。

 

追伸 愚にも付かないことをだらだら打っていたら、野田知佑さんの訃報を知りました。一時期、椎名誠とともに出る本出る本次々に買っていた時期があったし、なんというか亡くなるというイメージがなかったので意外だったし残念です。ご冥福をお祈りします。合掌。