ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

明日のためにその6(長物をまとめる)

キャリアも付いたし、バーテープもチェーンも取り替えた。バッグも付いたしあとは・・・テントポールやタープポールをどうするか?フレームが短いのでうまく付けるところがない。さらには、テントポール約45センチ、タープポール約40センチ、タープポールの袋にテントポールを入れるとビミョーにはみ出る。

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タープポールは8tail KOKIZAMI  POLE コキザミポール19mm 2,780円也。これを半分(5本)だけ入れて、空きスペースにテントポールが入れば文句なしだったのですが、そうは問屋がおろさない。かといってテントポールの袋にはもう余地がない。さてどうするか?と、そのとき目に入ったのがこの椅子の袋!なんかちょうど良くね?

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入れてみたらこれがジャストフィット!さらにキャプテンスタッグのインフレーティング座布団(ジョイフルAKで約400円)と、テントのペグまで楽々入る!

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さらにキャリアに載せて見るとこんな感じ。こうして長物はキャリアに、それ以外の荷物は左右のバッグに入れれば・・・

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・・・あると思います。さて、着々と準備だけは進んでいますが、そもそも自転車に乗って遠くまでイケルのか?次回はちょいと遠出して、ソトメシしてみようと思います。それではまた、お会いしましょう。

 

明日のためにその5(初めてチェーンを換えてみた)

(ここしばらく国語の話題を書いておらず、「羊頭狗肉」というか、「看板に偽りあり」もいいところなので、表題を変えさせていただきました。)

さて、仁和寺の例の法師と同じく「あるとき思ひ立ちて、ただひとり」チェーンの取りかえを、「老人もしてみむとてするなり。」ということで。

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先日取り付けたキャリアにスマホを載せ、Youtubeを見ながらとりかかりました。まずは前後とも一番径の小さいギアにしてチェーンを外す・・・らしい?

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冬場にポチりましたるTOPEAKのツール(1、520円也)とチェーン(2、857円也)を取り出しまして、まずはチェーンを外してみます。なにせ初めてなもので、おっかなびっくりでぐりぐりと回してみますと(一応日本語も含めた説明書もありました。)

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意外とあっさり外すことができました。(まぁいろんなものは大抵外すのは簡単な場合が多いですがね。そこそこ長い人生経験から言わせてもらえば。)そして今度は新しいチェーンを、前後最大径のギアにしてかけるとのことですが、ここで問題発生。

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YouTubeでは、ここで「適切な長さになるようにチェーンをカットし云々」とあるのですが、カットも何も、袋から出した状態で、ご覧のようにギリギリつなげられるかどうか、という長さ?!どうしたらいいんだ?というかそもそも、外した古チェーンと比べてみるとおんなじ長さ!ということは・・・そもそも取り替える必要なかったんじゃないのか?!・・・ええい、ままよ!

f:id:ponkotsu1000sei:20220412201229p:plain (これって使い勝手良いナァ)

ということで後は野となれ山となれ、何とか目一杯引っ張ってから、

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付属のピンを強引に押し込み、適当な工具がないのでモンキースパナを2つ使って 

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同じく強引にピンをへし折り、どうやらチェーンの交換を終えることができました。(新品のチェーンを付けたはずなのに、もうすでにうす汚れた感じになっているのは♪何でだろ~何でだろ~♪)で、ついでに冬の間にポチっていた、オルトリーブのバックローラーシティ(並行輸入品 2つで1セットの1、4670円也)を装着してみました。

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空っぽのバッグをつけると、フニャフニャで何だか締まらない感じですけど、まぁこれはこれで善哉。かなり明日のために、がそろって参りました。テントやシュラフなどの大物はこれで運べそうですが、問題はポール系の長物をどうするか?これもついでに解決したい・・・ということで明日のためにその6に続きます。(しかしリアルに国語の話題から離れっぱなしだナァ。)


 





 

 





 





 

明日のためにその4(初めてバーテープを貼り替えてみた)

・・・とお題をつけるほど大層なものではありませんでした。もちろんプロの方から見たら「汚ったねぇ巻き方だなあ。」と言われる出来映えでしょうが、まぁ個人的には用は足りそうだし、何よりダメならまた巻けばいいや、という見通しがもてました。この年になって新しいことができるようになるのは、これはこれでうれしいものですね。それにしてもネットは便利だ。バーテープの巻き方を検索したらYoutubeがいくらでも出てくるので、ちょいちょい見ながらすすめていきました。

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これまた冬の間にポチっていたバーテープ1.498円ナリ。自転車が黒に赤なので、黒赤のテープを頼んだのですが、なんかちょっと趣味が悪い。もとのボロボロになった黒のバーテープを剥がし、このセアカゴケグモみたいなのを貼っていきます。はがしてしまったらもう後戻りはできないわけで、今にして思えばバカバカしいですが、結構緊張しましたねぇ。

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全部剥がしたあと、新しいテープの裏面にある、両面テープを剥がすのがまず一苦労。大したことないように思うでしょうが、意外と年寄りには、こういった細かな作業はキツイんですよ。

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端を少し残し、内側から外側に向け、1/2から1/3くらい重なるように巻いていき、ブラケットのところをたすき掛けにして、平らなところまで巻いていきます。・・・はて?何だか初めてのはずなのに、妙に慣れ親しんだ感覚が・・・?ああ、そうか。部活でラケット競技を担当していたので、グリップテープを巻くのに似てるんだ。

そうと気づけば意外と気が楽になってきて、あとはすいすいとすすめられました。

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端をテープで留め、グリップエンド?にキャップを押し込んで左側完成。

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右側も付け終わり、完成形がこちらなんですが・・・うーん、なんだか思っていたのより結構毒々しい感じ。そもそもここでオレンジとか蛍光緑とか、そういう思い切った色を使えないところがジイサンなんだろうなぁきっと。とはいえあちこち破れていたのよりはずっとマシなので満足。

さぁーて、明日のためにその5は、「13年目にして初めてチェーンを換えてみた」の一本です。来週もまた、見てくださいね~。ンゴング(←じゃんけんになる前のサザエさんの終わり方より)


 

 

 

明日のためにその3(3日がかりで自転車にキャリアをつける話)

ということで3日めの朝、また6時に起きてキャリアを取り付けようと、昨日買ってきた4ミリ長さ25ミリのビスを通してみると、片方はちょうどいいが片方はまだ短い。今回ばかりは、お金の無駄遣いかもと思いつつ、30ミリの長さのビスも買ってきていた自分をほめてやりたい。

f:id:ponkotsu1000sei:20220330122534j:plain ・・・というかそもそも手間かかりすぎだよなあ。ちゃんと計ってから買いに行けっての。

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奮闘努力紆余曲折艱難辛苦悪戦苦闘純情愛情過剰に異常という、よくは分からないけどとにかくなんだかものスゴイ手間をかけた結果、(このくだりは椎名誠わしらは怪しい探検隊」からいただきました。)どうにか装着に成功いたしました。

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どう考えても3日かかるような難しい作業ではないはずだが、ナンボ古い自転車とはいえ、普通に打っているサイズのビスを使ってくれよなぁ。まぁついたからいいけど。(学校に着いてから、上の画像のビス4つにワッシャーを噛ませていないことに気づき、付け直したのは内緒だ。微妙に後ろが下がっている気もするが、直しようがないので気づかない振りをしているのも内緒だ。)

さて今度は、明日のためにその4。「ブレーキ交換をしてもらってから一度も換えていないハンドルバーを自力で巻いてみる」ことに挑戦してみます。詳しい人ならそんな簡単なことをブログに載せるな、と思うでしょうが、まぁ60の手習いということで、生暖かい目で見てやってください。それにしても、いまさらこんなロートル自転車に手をかける必要があるのか?でも新しいのを買えるお小遣いは無いし。だから・・・

f:id:ponkotsu1000sei:20220331082714j:plainお後がよろしいようで。

 

追伸 愚にも付かないことをだらだら打っていたら、野田知佑さんの訃報を知りました。一時期、椎名誠とともに出る本出る本次々に買っていた時期があったし、なんというか亡くなるというイメージがなかったので意外だったし残念です。ご冥福をお祈りします。合掌。

 

明日のためにその2(3日がかりで自転車にキャリアをつけた話)

さて、5ミリのビスを買ってきて、次の朝6時に起きて意気揚々と付けてみようとしたら・・・入らない!4ミリだとスカスカ、5ミリだと入らない????4.5ミリなんてビスがあるのだろうか?いや、買いに行ったときに、そんなサイズがあればついでに買っていたはずだ。どういうことだ?ミリとかじゃないインチサイズとかのビスがあるのか?わからん。何にしても金物屋・・・ええいめんどくさい、ジョイフルAKはまだ開いてないし、何にしても朝食食べて学校には行かなきゃならないし。とりあえずまた学校に行ってから考えよう、ということで学校に行き、部活の指導をして昼食の時間となりました。給食がないので昼食を食べに出るついでに、以前お世話になった自転車屋さんに相談してみようと思いつき、行ってみることにしました。

しばらく行ってなかったのですが、以前「ブレーキの効きが悪いのでなんとかならないか」と相談した時に、すごく丁寧に対応してくれ、そもそもこのお店で買った自転車でもないのに(このお店はトレックがメインです。)ブレーキ一式をよく効くものに、リーズナブルなお値段で交換してくれたことがあり、とても良い印象がありました。なのでこちらに相談してみようと行ってみたら、なんと臨時休業!さて、どうするか?

そういえば他にも自転車屋はあったな、と思い別の店に行き、ご主人に聞いてみました。「自転車にキャリアを付けようと思ったのですが、ビスのサイズが合わなくて、ジョイフルでビスを買ってみたんですけど、4ミリだと小さく5ミリだと大きいんです。その間のサイズのビスとかってありますか?」

ご主人「あーどこに使うかでいろいろなサイズのビスがあるけど、ジョイフルなら大抵のサイズあるからそっちに行って探してみてください。(あー忙しい忙しい、買わないんなら店にくるんじゃねぇよこのド貧乏人が!)」←注 これはあくまでも私のうけた印象です。というか被害妄想?

・・・(ジョイフルにそのサイズのビスがなかったから、自転車特有のサイズかと思って聞きにきたんだろうがぁ~!qあwせdrftgyふじこlp;@:「」!)と心の中で毒づきながらさらにジョイフルAKへ。でもやはりどれだけ探しても4ミリと5ミリの間のビスなんてない。途方にくれて近くを通った店員さんに聞いてみることにしました。その店員さんではよくわからないらしく、もっと詳しい人を呼んでくれたのですが、来たのはメガネをかけたふつーの優しいおばさん風の方。(懺悔しますが、こんなおばさんに分かるのかよ?と先入観で思ってしまいました。)ところがそのおばさん店員さん、事情を聞いて詳しく教えてくれました。まず、やはり4ミリと5ミリの間のビスはないとのこと。で、どうしても留めたいなら4ミリを使ってこういう風にやれば多少緩くてもめったにとれることはない、という方法を丁寧に教えてくれました。さすがはジョイフルAK!店員さん嘗めたこと考えてすみません!一生ついていきます!

 ・・・ということで、緩みづらい4ミリのナットとワッシャーを買い、昼食を食べてから学校に戻り、退勤時間になったので勇んで家に帰ってとりつけにかかろうとした・・・のですが、そこで判明したのが「フレームとキャリアを取り付けるにはこのビスでは長さが足りない!」ということ。まったくバカじゃなかろうかと、己の愚かさをののしりながら、再び神の住まう場所ジョイフルAKに向かい、駐車場に車を停めた時にふと気づく・・・財布持ってきてない!

再び三度己の愚かさを(車中でリアルに大声で)ののしりながら家に帰り、財布を持ってジョイフルAKで長い4ミリのビス(それも2種類)を買ってまた帰宅した段階で、日没サスペンデッド。取り付けは3日めの朝、ということになってしまいました。そして3日め、「明日のためにその3」に続きます。どっとはらい

 

明日のためにその1(3日がかりで自転車にキャリアを付けた話)

やや内側を狙って、ひねりこむように、打つべし!打つべし!打つべし!・・・ではなくて。この数日の暖かさで、かなり雪も溶けたので、ついにしまってあった自転車を引っ張り出してきました。明日から晴れた日の通勤に使おうと・・・

そして、以前から計画していた「自転車キャンプ用」の改造?にも着手しようと思いまして、取りかかったのですがまぁこれがトラブル続きでして・・・

冬の間にポチっていた、TOPEAKのリアキャリア(当時4,123円ナリ)を付けてみよう。なぁに、4カ所ボルト締めするだけじゃん、簡単カンタンと思いきや、結局、3日がかりでやっと付けることが出来ました。なぜこんなものに3日もかかったか。もうこんなポンコツ自転車に乗っている人も少ないと思いますので、誰の得にもならないと思いますが、何かの参考になれば幸いです。では1日目のトラブルから。

私の乗っている自転車は、スペシャライズドのTC27といい、前3段後9段、変速はティアグラ、後ろはディオーレLXという構成の、調べたら2007年モデルでした。(買ったのは2009年です。結局12年も乗ってます。)アルミフレームで、フロントフォークだけカーボン、フレームのあちこちで塗装が剥げてますが、なかなか丈夫で普通に乗る分には特に不安はありません。近所の自転車屋で衝動買い的に手に入れたのですが(というか自転車屋の口車にのせられて・・・そういえばテントもこれだったな。だまされやすいタイプなのかな。)で、これがいわゆるロードバイクとはちょっとちがう「シクロクロス」用バイクでした。シクロクロスとは、マウンテンバイクとグラベルバイクの間くらいの分類になりますか。とにかくクロスカントリー的なところを走り、時にはバイクを担いで走ったりするような競技です。リアタイヤとフレームの間隔が広く、カンチブレーキ(一般道だとあまり効きが良くありません)。タイヤも本来はオフロード用のものがついているのですが、私は一般道しか走らないので、普通のオンロード用の28cタイヤをつけています。(・・・なぜシクロクロスを買った???)

さて、この2007年モデル、というのが関係しているのかどうか分かりませんが、まずは取り付け用の穴を探すと、すぐに見つからない。で、よーく見ると、 

 

ゴムのキャップがついた穴を発見。なんだ楽勝じゃんと思って

 

キャリアに付属のビスをつけて見ようと当ててみたら、大きすぎて全く入らない!多分古い自転車だから、規格が変わったのだろう(何せ15年落ち)と思って、近所(といっても車で8分)の金物屋に走り、ぱっと見の見当で、それとおぼしきビスを2種類(3ミリと4ミリ)を買ってきてつけてみると・・・今度は両方とも小さすぎでスカスカ抜ける!慌てて再度金物屋を2往復め、5ミリのビスを買ってきた所で日没となってしまいました。しかたがない、5ミリは明日の朝早めに起きてつけてみよう、そう思って眠り、明くる日の朝6時に試してみたところ・・・続きはまた次回、「明日のためにその2」で。よろしければまた読んでやってください。

なるほどと思った話その2

中学校の行事の中で、非常に大切にされているのにもかかわらず、教師側も生徒側も極端に「感動的で物凄く好きだ。」という人と「できればやりたくない、嫌でイヤで仕方がない。」という人に別れる(ような気がする)のが、「合唱コンクール」です・・・はて?違いますかね?単なる「個人の感想です」ですかね?

合唱コンクールは、一度でもイイ思いが出来れば大好きになり、そのイイ思いができるまでは(つまり経験の浅いうちは)かなりの塗炭の苦しみを味わったりする。自分の経験上、そんな印象を受けます。また、学校全体の雰囲気とともに、申し訳ないけど音楽科の先生の意識や力量がモロに出てくる行事のようにも感じます。私自身も、最初の学校ではあまり合唱コンクールの意義や面白さを感じることができず、何となく「とりあえずこなす」行事になっていました。経験のない私は、いたいけ?な1年生に訳も分からず、「もっと声を出せぇ~!(#゚Д゚)ゴルァァァァァ!!などとと怒鳴ったりしていました。当然生徒だって面白くありません。でも、やっぱり経験豊かな先生の学級は、先生が腕組みして座ってみているだけで、楽しそうに練習が進んでいき、歌も素人目(耳)でも上手なんですよね。そうなるとますます(#゚Д゚)ゴルァァァァァ!!・・・まぁそれはそれは、悲惨なものでした。

ホントあのときの生徒には謝りたいくらいです。でもそれができないことが、教師の恐ろしさです。教師側は「歳々年々人同じからず」で、毎年まいとし違う生徒を教えるわけですが、生徒側から言えばその先生に出会うのは生涯1度きりなわけで・・・

さて、そんな私でも何年か経験を積んで、合唱「らしきもの」にさせるスキルは少しずつ身に付いてきました。ただ、やはり一番いい賞はとれない。生徒もあまり楽しそうでもない。学校全体でも、熱心な担任のクラスは毎回受賞、熱心でなかったり、経験の浅い担任のクラスは、合唱の練習をすることで逆に関係が悪化したり、ギスギスしたりする様子がうかがえました。(当時、正直音楽の授業が成り立っていないような状況だったので、担任がてこ入れして、何とか形にする、そんな行事でした。)

ところが、その後転勤した学校は、最初の学校よりかなり荒れの度合いが強い学校でしたが、合唱コンクールに対する意欲や盛り上がり方は、とても強かったのです。そして、当時の音楽科の先生が、口をすっぱくして担任の先生に言っていたのが、次のような言葉でした。

「歌う気持ちを持って授業に出してくれれば、音楽科の責任において絶対に良い歌を歌わせるから、担任は楽譜持ってうろうろするな!それより学級経営案を持って学級の雰囲気を作ってくれ!」

「音楽科の責任において絶対に良い歌を歌わせるから」は、並大抵の覚悟では言えない言葉だと思いました。もちろん、この言葉を聞いたからと言って、全く音楽科におんぶにだっこさせてもらうつもりはありませんでしたが、それ以前と違い、楽譜の記号をどうこうというより、生徒の歌っている時の表情、練習前後の雰囲気、そういったものに気を配るようになってきました。合唱の練習を始める前と終わった時で変化したか、コンクールが終わった時に、「楽しい行事が一つ終わってしまった」という気配が感じられたか、学級作りに役立ったか・・・結果の善し悪しではなく、それが大事なんだと教えられた一言でした。

私の長い教師生活でも、「これは改心の合唱コンクールの取り組みだった!」と言えるようなものは数えるほどしかありません。でも、一度でも生徒の、賞の善し悪しとは別に、「やりきった!楽しかった❤」という表情を見ることができれば、そこから後は「合唱コンクール絶対に楽しいものだから頑張ろうぜ!」ということを、絶対の自信を持って生徒に語ることができるようになります。ひょっとしてこのブログを読んでくれていて、若くて合唱コンクールに不安や疑問を抱く先生がいるならば、まずは一回、「黄金の一曲」を生徒とともに作ってみてください。(私はその一曲までにかなりの年月がかかりましたから、全くえらそうなことは言えないのですが。)

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なるほどと思った話その1

自分自身は置いといて、長年教師をやっていると「イイハナシダナー」と思うような先輩、後輩、同僚の一言に出会ったりします。そんな「思い出の一言」をいくつか・・・

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新人の頃に、生徒指導部→生活常任委員会担当を言いつけられました。その時の学校はまぁ今から思えば「荒れてる学校偏差値58」くらいの、なかなか大変な状況でした。新人の場合、他の学校を知らないもんで、「こういうものだ」と思ってしまうので、特に違和感を感じることはありませんでした。そもそも私自身が中学生の時の学校も、かなりひどかったので(それこそ金八先生の「腐ったミカン」の頃を、リアルタイムで見ていた年代ですから)毎日大変でしたけど、中にいて、中学生として生活している分には、「荒れている」とは気づかないものです。

それでも私たちが勤めた時には、諸先輩の先生方のご苦労で、それ以前と比べてかなり良くなっていたそうです。生活常任委員会も、遅刻点検や服装点検などの活動が、強面の3年生にビビらずにできるようになってきたので、担当の私は、委員会の生徒との会議の中で、より決まりを守らせるためにはどうしたらいいか?というような内容の話をしていました。

で、よくある話ですが、「守れなかった生徒にはペナルティとして掃除をさせましょう!」と、意欲に燃えた委員がキラキラした目で言うので、若くて未熟な私もそれに同意し、「生徒からこんな提案が出ました!」と、先輩の生徒指導部の先生に報告に行きました。さて、その経緯を聞いた先輩は、何と言ったと思いますか?

先輩はふわりとこうおっしゃいました。

「掃除は、汚いと気分が悪いからやるものだろ。罰としてやるものかねぇ?」

・・・まぁ短絡的な自分の浅はかな考えが恥ずかしかったですね。何らかをやらかした生徒に、ペナルティとして掃除を「やらせる」という考え方では、確かに「嫌で面倒な」掃除を「やらされた」としか感じられませんよね。腹が立つだけです。この一件があってから私は、いわゆる「罰掃除」「罰当番」という考え方をしなくなりました。

しかしながら、その後教師生活を送っていく中で、結構な頻度で「罰掃除」は目撃しました。特に多いのが「部活生徒がやらかした(問題を起こした)とき」です。顧問の立場としては、問題行動ばかり起こされているのに、何もなかったような顔をして部活動はできません。ひどく後ろめたい、肩身の狭い思いをします。ですから大抵、何日間の部活動停止(休部措置)を取り、部員全体に反省をうながすということをします。この「連帯責任」については、賛否両論あると思いますが、中学校においてはおそらくそれまでに体験したことがないだろうし、「こういう事もありうるのだ」と知ってもらい、抑止力とするのは、全く無駄ではないと考えます。ただ、あまりにも安易に「〇週間部活停止にします。その間ペナルティとして廊下掃除をさせます。」みたいなパターンが多くてそれに対して「やらかしたら罰掃除すればいいんだろ」と、生徒もパターン化した考えになっている場面がよく見受けられました。本来「やりたくて仕方ない部活を〇週間やらせてもらえないこと自体がペナルティ」であるし、「部活が出来ない間何もしないでブラブラしてるのはなんだか申し訳ないから、何かできることはないか?」と生徒が考え、生徒から申し出てくるような、自発的な清掃活動その他であれば、大いに結構だと思います。(まぁこちらから何も言わずに、生徒から申し出てきた経験は1度しかありませんでしたけどね。その時の部長は大変立派な男でした。)

そういえば、大昔の「いがらしみきを」の4コママンガで「部屋の中で糞をする犬をしつけるために、犬が糞をするたびにお尻を叩いて庭に放りだしていたら、結局犬は部屋でわざと糞をして、自分で自分のお尻を叩いてから庭に飛び出すようになってしまった。」というのがあったなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

私がよく見るYouTube その2

相も変わらずキャンプ系動画ばかり見ながら、雪溶け(と地面が乾くのを)を待っています。そんな「よく見る動画」の中で、一番料理が「美味そうだなぁ~。」と感じるのがこの方の動画です。(あくまで現時点では、ですが。)

すでに登録者10万人越えの、銀の盾をお持ちの方なので、ご存じの方々は「何をいまさら!」レベルだとは思いますがご勘弁ください。野外居酒屋系、とでもいうのでしょうか。とにかくご飯もそうですが、酒のおつまみが見ていてどれもこれも美味そうでうまそうで・・・夜に見たりすると、毎回が飯(酒)テロです。私自身は下戸で、体質的にお酒がダメ。酎ハイ1本で頭が痛くなってしまうレベルなので、今まで全くお酒に魅力を感じていなかったのですが、この方の動画を見ると、「いやー、お酒が(たくさん)飲めたら、こんな楽しみも出来るんだなぁ・・・残念!」という気持ちになってしまいます。

それにしても、キャンプ動画の方々は、男性も女性もほぼ例外なく設営後「プハァー!」とやるんですよね。というか大人なら当たり前なのか?その1でご紹介したブーマーさんは、ご自分では「酒に弱い」とおっしゃってましたが、それでも私から見ると結構な量を飲んでらっしゃるように見えます。

ぼっちさんは、夏場はバイクに荷物を積んでのキャンプが多いのですが、積載量が制限される中でも、毎度まいど料理に合うような器をきちんと持参するあたりに、ただならぬこだわりを感じます。見ていると確かに「器も料理の一部」という感じがします。また、オピネルとかのナイフではなく、包丁を持参してそれを使って料理するあたりにたも、真剣にウマい酒の肴をつくる意気込みが感じられます。しかもその包丁を、形が変わるほど研ぎまくって、しっかり手入れされているのがスゴイ!(←見間違いの勘違いだったら大変申し訳ありませんが。)とはいいつつ、「ものすごく手間を掛けて美味しいものを」ではなく、「ちょっと一手間かけて美味しいものを」作っているように「見える」ので、視聴していて肩の力が抜けるというか、気軽に楽しめます。(もちろん、見えないところでしっかりと手間をかけてらっしゃるとは思いますが。)

そして何より、またいろんな種類のお酒を、気持ちよくグイグイいくあたり、下戸の身から見るとまさに「グビ姉」!(口開けてよだれ垂らして寝たりはされてないと思いますが。)だし、「酔い子のみなさん」にとってはまさに「お好きな方にはたまらないかと(©西原理恵子)」という動画です。とにかく見ていての安定感が抜群。毎回安心して見ていられます。逆に、あまり間が空くと何だか落ち着かない、週に1回はルーティーンとして見たい、そんな動画です。(映像もきれいだし、編集もさぞや大変なんだろうとお察ししますので、週1は無理として。)

それと、動画の最後にオマケのように付いている「今週の」というパート(食材を落とすとか、ちょっとしたしくじりの部分)も、ジャッキー・チェンの映画の、スタッフロールの時のNG集っぽくてほっこりします。未見の「酔い子のみなさん」は是非ごらんください。

残念なことに顔出しをされていないので、万が一どこかでお会いできてもそれと気づかないでしょうから(北海道まで来ることもあまり考えづらいし)「毎回楽しみにしています。」とかお声がけできないのが残念ですが、今後とも飯(酒)テロ動画をどんどんあげていただきたいと思います。

それにしても、いろいろな方のキャンプ動画を見ていると、かなりの高確率で出てくるのが「ここをキャンプ地とする」と「行って参れ」というキーワードですね。今更ながら、元ネタが気になったのでググってみると、「ここを~」は、我が北海道が誇る?人気番組「水曜どうでしょう」が元ネタだったとは!調べて今回初めて知りました。

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「行って参れ」の方はググってもよく分かりませんでしたが、これを最初に使った方はどなただったんでしょうかね?あと、「優勝」も、どなた発なんでしょうか。ご存じの方は教えてください。(知ったからといってどうなるものでもないけど、何となく気になって。)ああ、今更ながらもう少し若い頃に酒飲みの修行をしておけば良かった・・

 

 

お小遣いキャンパーの密かな楽しみその2

 

題名でキャンパーとは名乗っていても、まだキャンプには行っていません。Youtubeで冬キャンプの動画なんかを見ていると、かなり面白そうだとは思いますが、ストーブも冬用シュラフも持っていない身では、(残り少ない)命に関わりますので、せいぜい家の前で新しい道具でも試してみようか?・・・ということで、生まれて初めてアルコールストーブとやらを使ってみました。

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アルコールストーブを使いメスティンで米を炊き、糖質35%オフの豚骨ラーメンと併せて食べてみよう、というもくろみです。初めて使うのでアルコールの量も何となくの野生の勘で入れてみました。で、火を点けてみたのですが、日中だと巷間よく言われるように、全く炎が見えない!

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手を近づけるとそこはかとなく暖かいので、きっと点いているのだろうとして、メスティンをのせてみます。(風防はダイ○ーで550円)

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ということで、炊いてみたのですが・・・みごとにめっこめし。(北海道方言?)けっこう多くの米粒に芯が残ってました。途中で焦げ付くのにビビって、弱火にしたのが敗因だったのではなかろうか?

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それとは別にバーナーでお湯を沸かし、とんこつラーメンをゆでてみました。こちらは失敗の仕様もなく・・・

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麺を食べたあとのスープに、めっこめしを放り込んでかきこみ事なきを得ました。やっと道路の雪も解けてきましたが、大雪だった北海道のキャンプ場が、普通にオープンするまでにはまだまだはるかかなたの感じです。それまでにもう少し修行を積んで、ウマいメシが炊けるようにしたいものです。(絶対焦げない「水蒸気炊飯」というのにも挑戦してみたいと思います。)そろそろ自転車を引っ張り出して、キャリアとバッグを付けてみようかなと。(オルトリーブのバックローラー・シティもポチっちゃったことだし・・・)