ちょっと変化球で。表題の通り、9月にあった2回の3連休は部活があり、どちらも1日はつぶれました。逆に言えば2日間は休みにはなったのですが、考えれば部活を持っていない人は毎週これなわけで、さほどお得な感じはありません。そこで思い切って3回目の3連休は部活を全休にしました。きっと生徒も喜んでいることでしょう。(残念に思っていたとしても知らぬ存ぜぬを決め込みますけどね。本当は全市大会に出場できる生徒がいたら、その時は3連休にはできなかったわけですが。)
じゃぁキャンプでも・・・と思ったのですが、折しも家人が内地へ(北海道の年寄りは本州のことを「内地」と言います。)出かけ、犬と息子だけ残してキャンプにいくのも心配だったので、家にいるしかなくなりました。さて何をしよう?・・・そうだ、久々に麺でも打つか?と思い立ちまして、夕食にラーメンの麺を作ることにしました。以下はその顛末です。計量も作り方も、一応ネットは参考にしましたが、ほとんど野生の勘です。それでも意外とそれなりのものにはなるので、ご笑納ください。
本来は蕎麦打ちをしたくて、2年ほど前にジョ〇フルAKで麺打ちのセット(麺台、麺棒、こね鉢、こま板、麺切り包丁とDVD)を購入し、合わせてネットでパスタマシンも買い込んで、そば、うどん、パスタ、そしてラーメンを作ったりしてきました。個人的に一番難しいのはそばで、上手くまとまらずボツボツ切れてしまうことが多いのですが、残りの小麦粉系の3つは、さほど極端な失敗にはならずにすみます。それでは、きちんとした人が見たら噴飯ものの、老害ラーメン作りを始めます。
小麦粉、粉末かんすい、打ち粉(コーンスターチ)
息子と二人分300gの麺をつくります。強力粉と薄力粉を150gずつ混ぜまして、
併行してかんすいと塩を水に溶かします。分量は何となくかんすい3g、塩3g(この辺り300gに対して頭の数字を合わせてみた?というだけなので、良い子の皆さんはちゃんと調べてください。)それを、これも何となくのイメージで130CCの水に溶かし込みます。
実は小麦粉(薄力粉)もかんすいも、かなり前の物なので(かんすいは1年以上前のものですが、一度に使う量が少ないのでなかなか減らないのですよ。)一抹の不安はありますが、どうせ食べるのは男二人なので、高をくくってそのまま進めます。(ひどい親だねどうも。)
実際はこの工程での、いわゆる「水回し」ってヤツが最も大切だと言われてるらしいのですが、どうも不器用なものでうまくできません。蕎麦打ちだと「おから状→小豆大→ピンポン球大→大きな球」という流れでまとめていくらしいのですが、このおから状→お小豆大の段階がうまくできず、しびれを切らして強引にまとめてしまい、そのせいなのか長くするとボツボツ切れてしまいます。でも小麦粉系は、何となく強引にまとめても結構それなりにまとまってくれるので、自分たちで食べる分には全然イケます。
ビニール袋に入れまして、冷蔵庫でしばらくおいときます。(冷蔵庫が正しいのかどうかはよくわかりません。案外室温でもいいのかもしれませんが。)ここまでが午前中。で、午後になりまして冷蔵庫から取り出して(4時間くらい経ちましたかね。)
取りいだしましたる麺の塊をパスタマシンに入れやすい位の分量に分けまして、麺棒で平たく伸ばし、まずは伸ばしては折りたたみ、伸ばしては折りたたみを何回か繰り返します。(この辺りも野生の勘です。)
まぁこんなモンかな?となりましたら、打ち粉(コーンスターチを使ってます。)をまぶして、麺の方のローラーにかけます。(この時が一番汚れますね。)
一見ソバみたいですが、茹でると黄色くなります。
今回の具材はこれ。不覚にもチャーシューを買ってくるのを忘れました(泣)本当は麺の形に切り分けてから、1~2日寝かせた方が美味くなるらしいのですが、なにせほら飢えた息子が居るもんで、あまり時間を置くこともできず、茹でに入ります。
本当はもっとタップリのお湯で茹でないと、ゆで汁がドロドロになり湯切りが不十分になってしまうのですが、生来の貧乏性でお湯をケチってしまいます。
今回は「菊水」の「とんこつ醤油」タレをお湯でのばしまして、
湯切りをした麺を投入します。あとは適当に具材を載せて・・・
完成!(・・・やっぱり映えないなぁ、圧倒的に茶色いし。)
結局、ざっくりいえばこねるときに、塩水とかんすいを入れればラーメン、塩水だけならうどん、塩水と卵とオリーブオイルを混ぜればパスタになるという、まことに応用の利く良いヤツですね、小麦粉ってば。(芋とにんじんと豚肉と玉葱を炒めておいて、味噌を入れりゃ豚汁、カレー粉を入れりゃカレーになるのとちょっと似てますね。)
※注!ラーメン屋さん、うどん屋さん、パスタ屋さんを見くびっているわけではありませんし、蕎麦の方が難しく感じるのはあくまでも私のスキル不足のせいですので、どうか御容赦ください。
こね方や水の分量、あと茹で方とかでも味の違いは出ると思いますが、既製品のタレを使えば、違和感なく食べられますし意外と美味いです。(ここでタレ作りまでは手を出そうとは思いません。それに手を出すと「沼」だというのは分かっていますので。)パスタマシンと大きめのボウルがあれば、料理スキルなんて全然無い老害ジジイでも、案外簡単にできますので、お試しあれ。
追伸 小麦粉系は手でこねるよりも、ある程度まとまった段階で、ビニール袋に入れて足で踏む方が無難かと思います。