ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

「星の花の降るころに」にまたまた異議あり!

さて、教科書も新しくなり、あちこちいろいろな教材が変わりました。以前異議申し立てした「はじまりの風」はおいといて、1年生の教科書の、他の教材をパラパラと見ていた途中で、例によって「なんじゃこりゃあ!」となったページを発見してしまいました。何かというと、「星の花の降るころに」再び、ですよ。と言っても今回は作品そのも のではなく、教科書会社への異議申し立てなのですよ。(相変わらず教科書会社にかみつくのがスキダネェ)

 まぁ使い勝手のいいこと。

 

さて、以前↓の記事にも書いたことですが、この作品のビフォーアフターは、

「二人で安全地帯にこもっていた主人公が一人で出て行く話」で、テーマは「自立」「成長」「勇気」などになると思います。で、それを読み取らせたいのがこっち(国語教師)としての目標なり役割だと思っていたのですが、今回の教科書改訂では「お前らごときではそれを読み取らせるのは無理だろうからしなくていいよ」と言われてしまったようです。何かというと、きっちりと「答え合わせ」が書いてあるのですよ。

本文の後ろに「学びのカギ」と称してバッチリと「冒頭 銀木犀の花は甘い香りで・・・・・・二人で木に閉じ込められた、そう言って笑った。」→「結末 銀木犀の木の下をくぐって出た。」と、「読み取ってほしい最大のネタバレ」がモロに書いてあるんですよ。

確かに、生徒の読解力やら言葉に関する知識やらの低下は年を追うごとにヒドくなっているとは感じます。これはおそらく全国的な話で、今在籍している学校の生徒の資質がヒドいとかという問題では無い・・・・・・多分違うと思う・・・・・・違うんじゃないかな・・・・・・ま、ちょっと覚悟はしておけ(byさだま〇し)

そもそも中学生が読んでわかるように書いてある(はずの)説明文やら論説文やらばかり読んで、読解力が付くとは思えないんですよね私は。そして教科書に載っている説明的文章が、分かりやすいものばかりでもないですし。中学の教科書には、同じ内容を何回も何回も書いている、しつっこい文章やら、論理的にツッコミを入れたくなる文章やら、ありますよ結構。ゴリラのアレとかセミのアレとか。(このあたり、ご賛同を得られると確信しております。)

そういうこともあり、高校の「現代の国語」では「実用的な文章」を扱うことになったと聞きましたが、それって面白いの?・・・・・・高校の教科書に関して、こんな記事を見つけました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE2396D0T20C25A3000000/

「~文部科学省が「小説が入る余地はない」などとしていた2020年度の初検定では、小説を載せた第一学習社の教科書が合格し、シェア1位に。掲載を見送った他社からは不満が噴出した。~」だってさ。やっぱり文科省って

「~文科省は初検定前の説明会で「『現代の国語』に小説が入る余地はない」と強調していたという。~」からの、「~文科省は、小説の掲載は「本来想定されていないが、『書く』『話す』で取り上げることを禁じているものではない」とし、当初の説明と異なることについては「考え方が十分伝わっていなかった」と釈明した。」~にいたっては、もう乾いた笑いしか出てきませんな。

まあ総理大臣をはじめ、お役人の二枚舌は文科省だけではありませんからね。

 まさに「誰得」

小説こそ至高、というつもりはありませんが、なんていうんでしょうかね、「ワークの解答」じゃあるまいし、「教材の総まとめ的な読み取り」の答えを、教科書に載せてしまうのなら、我々が授業をする意味はどこにあるんでしょうかね?教科書会社に「教師もきちんと教えられないだろうし、生徒もどうせ馬鹿読み取れないだろうから、親切に答えを載せておいてやろう」と思われてるのだとしたら、腹立たしい限りですよまったく。諦めたらそこで試合終了ですよ。(アレを載せるのはやめておこう)

・・・・・・まあもちろん、それを言うとこのブログも、かなり読み取りの解答に近い内容を載せていますが、教科書と違って、どうせ中学生はこんなブログを見たりしないだろうから(自虐)これでいいのだ(おいおい)

閑話休題、こんな零細ブログですが、「はじまりの風」バブルもあり、ついに7万PVを達成しました。お読みいただいている皆様、ありがとうございます。更新の間隔がかなり長くなっておりますが、2ヶ月空いたら「逝ったな」と思っていただいて結構です。なんとか頑張りますので引き続きよろしくお願いします。

  

アニメでわしも考えた⑲

最近はアマプラとdアニメストアに払った金がもったいなくて、惰性で消化する日々が続いておりますが、今回わしも考えたアニメはこちら。

まあ何というか、以前書いた「ラーメン赤猫」と似たテイストの、ストレス無く見られる「お仕事アニメ」であります。ピアス金髪ギャル言葉という、老害の私としてはアレルギーの出そうな主人公ですが、実は初心(うぶ)で純情、というあたりは、以前書いた「着せ恋」の海夢とか長瀞さんとかと近いかも知れません。(その割には主人公の名前がルリコ、と最近では古めかしく感じるのがなんとも。現在教えてる4クラスの女子の名で「〇〇子」はリアルに0人です。)

ビールの売り子であるルリコと、野球観戦が趣味の冴えないサラリーマン村田、その他選手や弁当屋、マスコット、観客など、架空の(明らかにロッテがモデルの)千葉モーターサンズ球場が舞台のオムニバス形式で、実にほのぼのと見られるアニメです。で、何を考えたかというと・・・・・・エスコンのチケットがなかなか取れねえー!ということです。

私は元々それほど熱心な野球ファンではなく、ひいきの球団もなかったのです。もちろん、私くらいの老害あるあるで、「巨人の星」とかの影響もあり、YGのマークの帽子を被って遊んでましたし、「巨人大鵬卵焼き」の年代ですから、昔は何となく巨人ファン?でした。それと当時のパリーグの人気のなさ、ときたらもう。球団の名前すらうっすら、って感じでしたよ。

ましてや日ハムなんて「何それ美味しいの?(いやハムは美味しいけど)」状態でしたよ。ところが近頃は日ハムの試合をテレビで見たりしてるんですよ。(子供の頃はナイター中継が大嫌いでした。なぜならば「8時だよ!全員集合」がなくなったりしたからです)

もちろん「北海道」ってこともありますが、むしろ「アンチ札幌ドーム」からひいきになったというべきか。とにかくここ数年、YOUTUBEとかで札幌市と札幌ドームの、やらずぼったくりの汚いやり口やらヒドイ天下りやら何やら見ているうちに、「秋元以下札幌市職員、天下り札ド幹部許すまじ!」・・・・・・からの北広島市エスコン)頑張れ・・・・・・からの日ハムを応援するようになってきたのです。で、以前も書きましたが「入場無料」のキャンプ公開を見に行って、エスコンすげぇ!となり、一度試合も見に行きたいな、と思ったら・・・・・・

かみさんと二席取ろうとしてもなかなか空いてない。土日に行ける日を探しましたが6月中はすでに全然空いてない。このアニメの村田さんみたいに、思いついたらふらっと行って観戦する、なんてのはまあ厳しいでしょうな。(ひとりの立ち見なら行けるかも)

古くからの日ハムファンで有名な、伊集院光のラジオでよく昔の思い出を話してましたが、「駅前でタダ券配っていた」だの「外野席で麻雀をしていた」だの、「殺伐としたヤジが飛んで若い女性が行くにはちょっと」だの、まあいつ行ってもスカスカ、って話でした。それが今やこの賑わい。全く無理とまでは言わないが、思いついたときにふらっと立ち寄る、はちょいと難しくなっちゃったようです。

と同時に、記憶では「パンチパーマで小太りの厳ついオッサン」だらけだった(イメージとしては江夏や張本や大杉?)選手が、すっかり爽やかになっていて、若い女性ファンもものすごく増えて随分と健全化されましたなあ・・・・・・

ってなことを書いていたら何と!ミスターこと長嶋茂雄さんが亡くなられたとの訃報が入ってきました。89歳とのことですし、大病もされていたので「ああ・・・・・・そうかあ」という感じです。それほど強烈なファンではありませんでしたが、やっぱり昭和を明るくしてくれた一代のヒーローでしたよ。合掌。

そういえば、「我が巨人軍は永久に不滅です」には何か引っかかるものを感じていたなあ。「永遠」じゃないの?とか「永久に不滅」って、「馬から落馬する」の類いじゃ無いの?とかね。で、改めて調べてみたら、「永遠」は概念的な物に使う傾向が、「永久」は姿、形があるものに使う傾向がある・・・・・・そうで、ならば永久で正解みたいです。ついでに「不滅」もネットで見ると、「[名・形動]ほろびないこと。永久になくならないこと。また、そのさま。「永遠—な(の)名著ということで「永遠不滅」があるならば「永久に不滅」でも良いのかも。すみませんでしたミスター。(そこまで考えておっしゃったかどうかは知りませんが)

 

それにしても、以前に書いた猪木さんといい、今回の長嶋さんといい、何だかタイムリーにお亡くなりになって、ますます昭和が遠くなり残念です。当方もいつ逝っても不思議のない歳ですが、何だかこのブログが「デスノート」化してる気がしてしまいました。ということであまりふざけた話を続ける気が失せてしまったので、今回はここまでといたします。(もうひとつアニメについて書こうと思ってたのですがね。)

はじまりの風 備忘録

前回書いた通り、「はじまりの風」のおかげで、かなりPVが伸びました。(どれだけ見てもらっても、一銭にもなりませんがね。とほほん)

 

で、授業を終えての感想です。

なんと言っても、教科書に書いてある目標「場面ごとの心情の変化を、図を用いて整理する。」「場面の展開に沿って、登場人物の心情の変化をとらえる。」について、「変化少なくね?」でした。

わたしは「プラスの気持ち」「マイナスの気持ち」として、心情を表す言葉を探させましたが、折れ線グラフにすると、第一場面こそ下がって上がってがあるものの、あとはゼロから上の左肩上がり(ノートに書かせると右から左に書くもので)一直線(ところどころ横ばいあり)で、変化、としてはなんというか・・・・・・あまり。そこいくと「アイスプラネット」はゼロを挟んでの振れ幅が大きく、確認し甲斐がありました。(単なる椎名誠びいきかもしれないし、文章の長さもありますから一概に言えませんけど)

 

②よく見たら美術の先生も性別わからなくね? いくらジェンダーフリーやらポリコレやらに配慮してるか知らないけど、先生の性別すらどちらとも取れる、にしなくてもよくね? ってとこですね。個人的なイメージでは女性の先生のイメージなんですけど、同輩諸兄はいかがお考えでしょうか?それとも「考える必要なし」でしょうか?

ここで個人的に(また一年生をやるかわからないけど)備忘録を書いておきます。

《伏線、暗示、匂わせ、対比等》

「はじまりの風(題名)」→「レンの心にも、ざわざわと風が吹き始めた。」

 ←コレハチガウ。

「思わず引き込まれて~」→「吸い寄せられるように~」→「~そんなにも引きつけられることが~」

「新しいことを始めたい。」→「新しいことをやってみよう。」

「それが何か、まだわかっていない。」→「レンは、はっとした。」→「レンにはわからない。」→「きっと~あの絵が生まれたのだ。」(→「自分でも不思議だった。」)

「~友達は、それぞれ~好きなことを選んでいるようにみえた。」→「~みんな思い思いに過ごしていた。」(→「~ピンクと青と緑と黄色で描かれていたからだ。」「ピンクと青と緑と黄色が~動き出す気がした。」←このふたつはちょっとアヤシイ)

「~取り残されたような気がした。」→「絵の作者も~同じ場所に今、自分も立っている。~」

「美術室から、にぎやかな声が聞こえてきた。」→「ドアが閉まると、辺りはまた静かになった。」

(「~日の光を受けて輝いているように見える。」)→「薄暗い廊下を、窓からの光が照らしている。」→「~光が少し強くなり、廊下はさっきよりも明るくなった。」

「~さっきよりもずっと軽い足取りで~」→「~楽しそうな足取りで~」

「ふわりと、風が吹いてきた。やわらかな風は、レンの前髪をゆらして過ぎていった。」→「見えない風を~いいよね。」「風ーーー。」→「見えないはずの風が表現されている気がした。」→「~色とりどりのそよ風のように~」→「レンの心にも、~風が吹き始めた。」(心にも→前髪、絵)

 まだあるんでしょうが、あの短い話でこれ以上拾ってもナァ

さて、1年生4クラスでレンの性別問題を聞いた結果は以下の通りでした。(当社調べ)

男子→90人。女子→28人。あえてぼかした→3人。

男子だと思った人の主な意見→レンは男の名前の感じ。こういう名の男子が友達にいた。女子ならひとりでいなさそう。前髪がゆれている(女子なら後ろ髪が気になるはず、だとw)

女子だと思った人の主な意見→言葉遣い、周りを気にしている、絵に興味、前髪、男子ならもっとぐいぐい来そうだ、先生との会話が丁寧

で、私の個人的な見解としては、圧倒的に女子だと思います。

その理由(以下ジェンダーレスやらポリコレやら確実に炎上案件です。自覚してますはい。)としましては、その①「中一の男子でこういうナイーブな感覚を持っている生徒をまず見たことがない(女子より圧倒的にガキくさい子供っぽい)から。これは40年間教師をやっての肌感覚ですが、わかりますよね同輩諸兄?※ちなみに女子に聞いたら大賛同されました。

その②中学校の美術部、となると圧倒的に女子の割合が多いから。(これは本当に偏見です。ジェンダー的には非常にやばいのもわかってますが、これも肌感覚です。いかがでしょう同輩各位?)

で、レンは男子でも女子でもイケるジェンダーレスな名前で、あえて分からなくした、というのが正解だと思いますが、男子のイメージが強いのはきっとこの人の影響があるのではないか、と愚考した次第であります。

 目黒蓮?知らんけど「男性有名人 れん」でググったら出てきた。

 大杉漣 むしろこっちは知ってる。

女性有名人で「れん」はぱっと出てきませんでした。あと、女性の「れん」は、「蓮」よよりも「恋」とか「廉」が多そうな感じがします。個人の感想です。

ということで、また何か参考になりそうな情報はないかと藁にもすがる思いでググって、こんな駄文がヒットしてしまった御同輩・・・・・・ご愁傷様ですウヒヒヒヒ(こらこら!)

連休の終わりに(相も変わらず発寒川緑地)

またまた一ヶ月近く更新をサボっておりました。ところが、ですよ?この零細ニッチなブログのPVが珍しく伸びているんです。5月6日には400以上も!これは・・・・・・いよいよ俺もインフルエンサーの仲間入りか?キラーン

 んなこたーないっ! 

なんのことはない。ほとんどの方が一年国語「はじめての風」という教材に困惑して、何かヒントはないかとググったら、このニッチなブログがヒットした、というだけなんです。(この一ヶ月ほど、8割近くが前回のページを閲覧してくださってます)

で、ですね。藁にもすがる思いでご覧いただいたのに、なんのことはない、光〇図書とかポリコレに文句を言ってるだけの、授業にはクソの役にも立たぬ駄文だったということで・・・・・・正直なところ、このタイミングであの教材を取り上げれば、私同様途方に暮れたご同輩が読んでくれるのでは?というさもしい思いはありましたテヘペロ

ヒントを求めた方々は読み終えてガッカリされたことと思います。大変申し訳ありませんでした!ちなみに、私自身はまだこの教材を扱っておりません。GW明けにしようかと(人呼んで現実逃避)

だけどさあ、〇村図書もきちんと考えてほしいわ。これだけ全国に困ってる先生がたくさんいるんだぜ?悪いけど多分授業の最後は「レンは男だと思うか、女だと思うか」で終える気満々なんだけど。ポリコレ?LGBTQ?老人だからアーアーキコエナイ

 

さて、そんなGWのさなか。イベントは墓参りだけ、という実に老害らしい過ごし方でしたが、これではいかんと一念発起。晴れた日を狙って昼飯を食べに&残った薪の消化にやってきました発寒川緑地。メインの場所は案の定、駐車場は満杯(どころか無法地帯)なので、さらに上流に向かいました。

 

前回に続き、今回使うのはこちら。

 

この袋に、右のものが(取っ手以外の)全てが入るというコンパクトさ。(ちなみに、ニューギア①鹿番長の取っ手は、鉄板と穴の場所が微妙に合わず、ヤスリで穴を削るというセコい細工を施しております。)今回は米を炊き、ウィンナー、目玉焼き、餃子というかなりの手抜き昼飯でございます。こういうのでいいんだよ。

ところで、あいかわらず男のユーチューバーではALPHATECさんのが旨そうなんですが、最近は「東京独身男子」さんのショート動画が結構ツボです。シャウ〇ッセンとかかなりの飯テロで、今回買ってみたのですが・・・・・・高いんですねアレ。それからよく見ると、「東京独身男子」さんの料理、ワイルドなんですけどかなりお金かかってますね。シャウエッ〇ンでビビる私には到底マネできませんわ。米を浸水させまして。

その間に薪を割ります。

さあて、今回のニューギア②はこれ。Ujackさんの「浸刀」です。(へへ、ALPHATECさんのフェザースティック作りを見ていて、どうしてもナイフが欲しくなり、買っちった)

 

これねえ、分厚いだけあって薪がパカパカ割れます。ワーク〇ンの鉈と同じくらいに。

(「同じくらいなら買う必要なくね?」というツッコミはアーアーキコエナイ)でもねえ、ナイフが良くてもフェザースティックは・・・・・・ 

 

はい、うまくできません。どれだけ火花を飛ばそうが一向に点かず。それどころかどんどんフェザーがもげていき、ただの棒に戻ってしまいまして。結局、

 

・・・・・・これですよ。薪が湿気ってるのもあるんでしょうが、暇を見てフェザー作りの練習するしかないですね。米が炊けるまでコーヒーを飲みます。ここでニューギア③

シェラカップに被せるシリコン製の注ぎ口?です。これは結構使い勝手良かったです。(そうして多分今後モ〇ベルのクッカー使わなくなるんだろうなあ。ワー〇マンの鉈も。こうして道具ばかり増えていく。これがいわゆる「沼」です。ナイフはともかく、それぞれさほど高価ではなく、小遣いで買える程度なのが罠なんですよ)

 

米が炊けたので(これは上手く炊けた!)蒸らしつつウィンナーを炒めます。使っているのはニューギア④Ujackのカトラリーセットのチタン箸。(ナイフを買うときつい一緒にポチってしまいました。こうしてモ〇ベルの箸を使わなく以下略)卵も焼きましょうか。おお、なんかちょっとイイ感じ。

・・・・・・なんでこうなった。

 移すときしくじりました。トホホン。

ええいままよ。毒を食らわば皿まで。次はコレだ。生協の餃子8個入り。

 

これは旨そうじゃない?(ええ、旨かったですよ。シャウ卵丼も。クスン)

 

できるだけたくさん薪を消費したかったのですが、意外と少ない薪で米も炊けおかずも焼けてしまったので、所在なげに燃え尽きるのを待って帰宅しました。いずれ泊まりがけキャンプに行くときには、薪のマネジメントに悩みそうです。デカい焚き火台は調理がしづらいし。※結局しくじるなら同じだろ、というツッコミはアーアーキコエナイ

ということで、次回は泊まりがけキャンプの話が出来ればいいのですが。(「はじめての風」の授業の話は?・・・・・・アーアーキコエナイ)

 

 

 

 

 

「はじまりの風」で新教科書のはじまりからつまづいた!

久々に1年生を教えることになり、改訂になった教科書を見たわけですよ。ふむ、表紙裏は相変わらず「朝のリレー」か。さぁーて、最初の教材は(サザエさん風に)?「はじまりの風」作者蜂飼耳、とな。ふむふむ・・・・・・

なんじゃこりゃあ。もういきなり「あること」が気になってさっぱり内容が入ってこない。前回の「シンシュン」同様の「忖度教材」の流れとするならば、おそらく「新しいことに挑戦してみようという気持ち」「見えなかったものが見えてくることの感動(「見えないだけ」にも通じるかな?)」ひょっとしたら「伝統を受け継ぐ心?」・・・・・・などいろいろテーマは思い当たる。まぁ新入生への「忖度教材」としては「有り」かもしれない。

でもねえ。ありとあらゆる国語の先生が混乱すると思うのですよこの作品。何かというと「主人公の性別がわからない」こと。

主人公の「レン」は、男子でも女子でもあり得る名前だし、内容的にも表現的にも、男子でも女子でも不自然ではない書き方である。作者蜂飼耳氏は「明らかに狙ってどちらともとれるように書いている」ということでしょうな。

で・・・・・・これって、昨今のLGBTQとかポリコレに忖度したってことでしょうかね?

いえ、「どっちでもいいじゃん」と言われればそのとおり。どっちでも当てはまるし、どっちでも不自然じゃあない。でもねえ、わしら老害世代は「登場人物の気持ちや表情を想像しながら読もう」ということをずっとやってきたし、小説なんかはたいてい初読後に登場人物についてまとめることから始めるわけですよ。

例えばメロスなら「村に住む二十代前半?くらいの若い男うんぬん」と。ところがこの話、いきなりつまづくわけですよ。「中学校に入学したてで、小学校の時に特に何かをやっていたわけでもない少・・・・・・ん?年?女?」と、ここで詰まって深まらない。正直非常にやりづらい。

何でもかんでも細かく書き込めばいいとは思いませんし、想像を膨らませる部分があってしかるべきとは思いますが、これはさすがに「想像にお任せします」はキツイ。なんだか名探偵コナンの黒塗りの犯人みたいにあやふや。

まぁ書き下ろしでしょうから、きっと教科書会社の光〇図書から、何らかの示唆があったものでしようが、もし〇村図書がポリコレに忖度して「こう書いてください」と作者にお願いしていたのならば、光村〇書はいずれディ〇ニーとかUB〇ソフトみたいな末路をたどるのではないでしょうかねぇ。(あちこち全然伏せ字になっていないですな。わざとですけど)

まだ始まっていませんが、もう今から授業が不安で不安で、ふあーあ、ならねぇ。(「あくび指南」より)

※追記 これはいよいよ4回目の教科書会社への電話か❤と、ウキウキしてネットで光村図書(あ、書いちゃった!テヘペロ)の電話番号を調べたら、なんと「電話での問い合わせは受け付けておりません」ときたもんだ。しかたがないのでフォームから問い合わせをしてみようと打ち込んでみたけれど、送れたのかどうなのかわからない状況になってます。(もし送れていたら同じ内容が数通行ってしまったことになりますが、その際は申し訳ありません)返信があったら後日記載しようと思います。期待せずお待ちください(おいおい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメでわしも考えた⑱ー2

さて、前回含みを残した「わしも考えた」覇権アニメ?その2はこれ。「メダリスト」

周りからは何のとりえもないと思われていて、何にも自信を持てなかった小学生が、好きで好きでしょうがなかった「競技フィギュアスケート」の世界に飛び込み、「始めるには遅すぎる」と言われながらも、同じく「始めるのが遅すぎた」と言われていた青年コーチによって、才能を開花させていく、そんなお話です(・・・・・・・と、まとめて大丈夫でしょうかね?ガチ勢の皆さま←ガチオタの以下略)

大きなくくりでは「スポコン物」になるでしょうか。私にはよくわかりませんが、スケートのテクニックや、採点の基準、ジャンプの種類などの解説も非常に本格的な内容でしたし、クラブチームの雰囲気なども、「多分そんな感じなんだろうなあ」と思わせる、リアルな印象を受ける作品です。ふたりの「遅れてきた天才」は、この後どんな成長を見せ、どんな活躍をするのか、感動もしますしギャグパートもなかなか面白く、次回が待ち遠しい逸品です。

とはいえ、前回の「悪役令嬢転生おじさん」と違って、見ているとかなり精神的にキツイです。というのもこの「メダリスト」、言ってみれば「挫折の連発」なんですよね。そりゃあ「挫折からの復活」はなんであれストーリー物の王道ですし、このアニメに限った話でもないのですが、何と言ってもこのアニメ、主要登場人物が小学生なんですよ。あまり早いうちから、出る子供出る子供次々に挫折していくの見るのは・・・・・・ねぇ?(何がねぇ、だよ)

どの子も「がんばれ、がんばれ」と応援したくなるお話でありますが(この辺りから炎上案件含みだします)見ていて気になるのがいわゆる「クラブチーム、〇〇ジュニア」とその周辺のことです。

私も長年いろいろな部活動の顧問をやってきたので、数多くのジュニア上がりの小中学生を見てきました。そしてその保護者も。

この「メダリスト」を見ていて、結構ハラハラするのがコーチの司先生です。いや、とてもいいコーチなんですよ。(私と違って)パワハラめいた指導は一切無せず、びっしりマンツーマンで、体のケアもしっかり見ているし、押しつけがましいことも無理なことも言わず、自信のなかった主人公のいのりさんをしっかり成長させています。

ただ、現実ではこうはいかないでしょう。近頃は出てきませんが、始めの方の話で子供を連れてきた母親達が、司先生の指導方法にブツブツいうシーンがありました、「ひいきしてる」とか言われるよと、先輩のコーチも心配してました。確かに最近のコーチをしている様子は言われても仕方がないレベルに見えます。そもそも他の子のコーチしてるのかな司先生?絶対裏でいろいろ言われてると思いますよ。で、思い出すのがいろんなジュニアの子とその保護者のこと。

保護者で言えば、バスケの試合中、審判の笛に大声で文句を言う人とか、「なんでもっと練習の日数を増やさないんだ」と管理職に電話してくる人とか、それこそ「なんでうちの子をレギュラーにしないんだ」と怒鳴りつけてくる人とか。直接見たり、言われたり、知人からボヤかれたりと、まぁ本当に身近な「あるある」なんです。

とはいえ、私らの年代は「巨人の星」の星一徹がデフォの世代ですから、偉そうなことは言えませんけれど。思えばあれって虐待もいいところで、コンプライアンス的に今再放送できるのでしょうか?

以前にも書きましたが、部活動の顧問の先生は、必ずしもその競技に詳しいわけじゃないし、好んで顧問をしている人ばかりじゃない。それなのに「未経験の競技の指導を高いレベルで強いられる」ことがあり、先生方が病んだり辞めたりする原因のかなり多くの割合を占めています。それで食べてるプロのコーチと一緒にされては困ります。大前提として、「そもそも業務ではない」のですから。

もちろん保護者の方々が大変なのはわかります。主人公のお母さんも、やはりフィギュアをやっていて怪我でやめたお姉さんがいて、その時からずっとお世話している。お金も時間も半端なくかかるでしょう。多分私の家だったら金銭的にパンクしてます。いろんなジュニア競技の保護者の方々が時間的にも経済的にも大変なこと、そして大変であるがゆえになんとしても結果を残したい、と考えるのもわかります。

ですが!学校の部で活動している生徒ならば、まだしも部活の中で指導を入れられるのですが、外部のクラブチームとかで活動している生徒で、「おれは将来この競技で食っていくから授業だの生活態度だの関係ねえ」とばかりに、指導に従わず我が儘放題勝手気ままな振る舞いをする子を、何人も見てきました。酷い子は本当にヒドイ。ええ,こう言ってやりたいですよ。

(←このあたりが炎上案件①)

最近の様子はよくわかりませんが、大昔は成績に関係なく「部活動推薦」と称して、学校での生活態度も成績も関係なく「競技の能力さえあれば私立高校に行ける」ことが確かにありました。「なんであんな悪さばかりしているヤツが、勉強もせず高校に行けるんだよ!」「〇球がうまいってだけで、なぜそんなに偉そうなのよ!」と思っている子はたくさんいました。(〇の中が、野なのか蹴なのか羽なのか籠なのか排なのか、、あるいはその他なのかは想像にお任せします←炎上案件②)最近はそう簡単ではないようですが、野放図な学校生活を送ってきておいて、3年生の2学期くらいから「おれこれから生活真面目にするから〇〇高校に推薦してくれ」とか言ってくる厚かましい子が(炎上案件③)昔はたくさんいました。

もちろん、他のうまく出来ない生徒を教えてくれたり、リーダーシップを取って活動してくれたりするジュニア上がりの良い子もたくさんいたことは強調しておきます。(どうしても悪い方ばかり目についてしまうのが、これまた「教師あるある」かも。)

全ての子が大谷翔平みたいに立派なわけはない。(大谷さんも花巻東ではそうとう絞られての現在の活躍と聞きましたが、ここで例にあげたようなヒドイ生徒ではなかったでしょうね)ですけれども、「ちょっとスポーツが出来るくらいで(←炎上案件④)特権階級にでもなったようにイキリまくる」って、全く意味がわかりません。でも、リアルにいるんですよボクシングの亀〇一家みたいな人たちって。

 お約束

そもそも、知っているかぎり前述のような乱れた生活を送っていて、その後大成した子は一人もいません。せいぜい甲子園出場とか、全国大会出場くらいまでですね。少なくともプロになったとかオリンピックに出た、という子は、少なくとも私は知りません。いわゆる「ざまあ」です(←炎上案件⑤)もちろん、大成しなかったからと言って、私らや他の生徒が在学中にかけられた迷惑が、帳消しになるわけではないのですがね。

謙虚に、とまでは言いませんが、傲慢にはなってほしくないものです。(いのりさんはそうはならないと思いますが)

兼好法師徒然草の中で、「友とするに悪き者」として「猛く勇める兵(つわもの)」を挙げているのは、ひょっとしてこういうことなのかも知れないと、「わしも考えた」のでありました。

結論 ボヤキやら恨み言ばかりで長文になりましたが、「メダリスト」自体に一切文句はありません。すごく面白くて感動的なアニメです!                            

 

 

 

 

 

 

アニメでわしも考えた⑱-1

またまたひと月も空けてしまいました。そろそろキャンプにも行きたいのですが、下が泥だらけだったり、溶けたと思ったらまた雪が降ったりと、なかなかうまくいきません。

ということでアニメの話でも・・・・・・・と思ったのですが、ちょっと今回(と次回)は取り上げる作品が「私なぞが語るのはおこがましい」ものだったので、二の足を踏んでいたのです。

なにが烏滸がましいかというと、ひとつには「まだ放映中」だということ。そして何よりも「今期の覇権アニメ(そのシーズンで1、2を争う人気の作品、という押さえでいいでしょうか、ガチ勢のかた?)←ガチオタのツッコミが怖い」と言われている作品だからです。なのでぜひ、アニメガチ勢は生暖かい目で読んでもらえるとありがたいです。

では、今回考えた覇権?アニメその1 「悪役令嬢転生おじさん」です。

これについては、YOUTUBEなどで多数取り上げられていますが、まぁほんとうに悪評を全然聞かない。みんなそれこそ「温かい目で」ほっこりと視聴しているのがひしひしと伝わってきます。なぜそんなに好評なのか。「わしも考えた」理由としては。

その1 「変な人」は出てくるけれど「嫌な人」が出てこないこと。

私は暇に飽かしてYOUTUBEで(違法)アップロードされる漫画を、リモコンを物凄い速さでカチャカチャ言わせながら読んでます。(ごめんなさい許してください炎上させないで!)このアニメの原作も読んだのですがとてもおもしろかった。なんというか「凡百の異世界転生物、悪役令嬢物」とは違って、「ざまあ」がほぼ無いのですよ。

ずいぶんたくさん漫画を読んで、だいたいの異世界もの、悪役令嬢ものというのは、虐げられたり追放されたりした主人公が、(隠れた)異能を発揮したり、中の人が入れ変わったことで認められるようになり、最初に追放したり婚約破棄したり裏切ったりした相手を、見返したり復讐したりして「ざまあ(みろ)」と読者をスッキリさせる、という手法で描かれています。(たりたりばっかりになっちまった。ひどい文だね)

だから「ざまあ」が終わるとだいたいそこで話も終わったり、あるいはとってつけたような別の相手が出てきたりと、わりと短めに終わる作品が多いのです。

でもこの「悪役令嬢転生おじさん」に出てくる人々は、癖はあっても悪人はいません。だから「ざまあ」はない。でも結構ハラハラする展開はあるし、最終的にはこう終わるんだろうなあ、という結末も見当はつくのですが、読んでいる人視聴している人はみな「異世界も現世もハッピーに終わってほしいなあ」と思いながら見ている、まさに「ハートウォーミング」で、それでいてしっかり伏線も引いてあって、その意味でも安心して見ていられるんですよ。作者がベテラン、なのもあるのでしょうね。そして、

その2 「おじさんあるある」「オタクネタ」が、わかる人には刺さりまくること

転生したおじさんの一家が、血統書付きのオタク一家であること(でもとても良識的、常識的な人たちです。個人的には明るく元気で頭も切れる娘さんがとてもいい。)から繰り出される細かいネタ(私でもわかるもの、わからないもの含め)が、考察勢にも刺さるのでしょう。

ちなみに、主人公のグレイス、娘さんや奥さんのトホホな顔が >< ←こういう目になるのが昭和テイストで、私にはとても刺さりますw(ちなみに屯田林憲三郎おじさんは52歳ですが、わたしはそれより10歳も年寄りなことに気づいてしまい、がっかりしましたよ。とほほん >< )

そして一家がとても仲が良いのがうれしい。(たいていの転生物は、現世に嫌気がさしていたり、未練を持っていないのですが)おじさんにはこの素敵な家族のもとに早く戻ってもらいたい。でも異世界の主人公にも幸せになってもらいたい、こういうジレンマとハラハラで、ついつい見てしまいます。

蛇足ですが、この作品のオープニングの、テレビゲーム風な音楽や画面は、以前書いた「異世界おじさん」にちょっとテイストが似ています。(おじさんつながり?)そしてエンディングの「マツケンサンバ」も、やはりレトロな感じで私にはとて馴染みます。あれでハッピーエンドにならなければ嘘でしょう。(多分シーズン2も来るでしょうね)

結論 世のおじさん(私はすでにお爺さんですが)は「すべからく見よ!」

追伸 本当はもう一つの「覇権アニメ」で考えたことも書こうと思ったのですが、思ったより長くなったのと(ほんとはもっと語りたいところです)もう一つの方で「わしも考えた」内容が、リアルに炎上案件の気がするので、別項目といたします。近々書きますのでよろしくお願いします。

「走れメロス」の授業でまたまたまた考えたことと、ことわざに関するボヤキ

さて、前回に続き徒然なるままにメロスの授業をしている最中に、こんなことを考えてしまいました。(←モットマジメニヤレー from「帰ってきたヨッパライ」byフォーククルセイダーズ

 

「メロスと掛けて、〇破首相と解く、そのこころは・・・・・・・」石〇首相のところは「〇舫元議員」でもいいのですが、さて私は何と解いたか。そのこころは「特大ブーメラン大好き」です。どうでしょう、おわかりでしょうか。

まあ石〇茂氏やらが〇舫元議員が、何か言うたびに自分の過去の発言に返ってくる、「特大ブーメラン発言」を連発しているのは皆さんご存じですよね。でも、メロスも彼らに負けず劣らずのブーメラン連発なんですよね。(メロス関係の記事はずいぶん書いてきましたが、このことは以前書いたと思っていたのに読み直したら書いていませんでしたので、ネタにさせていただきます)

 

(安倍首相に「選挙大敗の責任を取らネバならない」と言ったときの画像かな?)

さて、メロスのブーメラン発言、というか「お前言ってること矛盾してるぞ」、というものはあちこちありますが、大きなものを3点挙げていきます。

その1 私は、ちゃんと死ぬる覚悟でいるのに。命乞いなど決してしない。ただ、──」と言いかけて、メロスは足元に視線を落とし、瞬時ためらい、「ただ、私に情けをかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えてください。・・・・・・の部分。

 意外と見逃しがちですが、「なぜディオニスから視線を外し、発言をためらったのか」という発問で、分かる生徒は分かるブーメランです。そう、「命乞いなど決してしない」と言っておいてすぐ「三日間の日限を与えてください」と命乞いしているから、「言いづらい」わけです。鋭い生徒だと、「だからそこまでタメぐちだったのに、そこから敬語になったんだ」と読み取ります。(太宰も芸が細かいねぇ)

その2 (闇堕ちのシーンで)「村には私の家がある。羊もいる。」・・・・・・あれれ~、おかしいよ~!!

 また使っちまった。テヘペロ

もうおわかりですね。はいそうです。村を出るとき「宝といっては妹と羊だけだ。他には何もない。全部あげよう。」と言ってましたね。これは恥ずかしい。「やっぱダメでした、テヘペロ」と言って村へ帰るつもりでしょうかね。そこまで恥知らずな行動を取ろうかと考えるほど「闇堕ち」してしまったわけです。ご愁傷さまでした。いひひひ。(by爆笑問題 太田光

その3 まあ前の二つも強烈ですけれど、一番凄まじい巨大ブーメランはこれですね。

闇堕ちシーンから「正義だの、信実だの、愛だの、考えてみればくだらない。」これは強烈。しかも近い。これと同じページに、こう書いてあります。「友と友の間の信実は、この世でいちばんほこるべき宝なのだからな。」

「一番誇るべき宝」を「くだらない」と捨ててしまったら、もう何も残っていませんね。何一つ信じられるものがないと、投げやり、すてばち、やさぐれ、自暴自棄になる場面。これこそまさにブーメラン、というか「お前さっき言ったこともう忘れたのか」という、皮肉な場面です。どうでしょうか、「ブーメラン大好き」と解いたのはこういうことです。

 

ところで、この「正義だの~」の周辺、つまり「ああ、もういっそ、悪徳者として生き延びてやろうか。村には私の家がある。羊もいる。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すようなことはしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみればくだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかもばかばかしい。私は醜い裏切り者だ。どうとも勝手にするがよい。やんぬるかな。」とメロスが未だかつて考えたことのないことばかり頭に浮かぶ場面ですが、なぜここまでやけくそになったのか。これも生徒に考えさせてみる発問です。

なぜかというと、この直前に「一番メロスが考えたことのないこと」を頭に浮かべたからです。つまり「君だけは私を信じてくれるにちがいない。いや、それも私の、独りよがりか?」=セリヌンティウスを疑う、という最悪の考えになってしまいます。

ここまでメロスはずっと「自分が悪い」と自責の念に苦しみましたが、ここで初めて「他人のせい」にしてしまいます。「人間は苦しいと人のせいにしたがる生き物」ですが、心の弱ったメロスも、例外ではなかったのでしょう。

 

で、問題はここからです。この「友を疑う」という、メロスにとっての最大の禁忌(タブー)を犯すしてしまった以上、それ以後の悪しき考えがぞろぞろ出てくるのに歯止めがきかなくなるのは当たり前。

さて質問です。このように「一度悪事に手を染めたら、とことんまで悪事を続けるのをやめられなくなる」ことを、「ことわざ」で何と言うでしょうか?

・・・・・・全滅でした。恐る恐る、「毒を食らわば皿まで」というんだが、聞いたことある人は?・・・・・・全滅でした。これって、私の勤務校だけの話でしょうかね?

聞きませんでしたが、メロスの「お前の兄の一番嫌いなものは、人を疑うことと、それからうそをつくことだ」(とか政治家の手のひら返しとか)みたいに、「言わなきゃいいのに自分で自分の首を絞める」ということわざ、つまり「雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい」なんて、当然全滅でしょうね。味わい深いんだけどなあ。

わたしは個人的に、ことわざ、慣用句、故事成語の類いが大好きですし、伝えていくべき文化だと思っていますが、もう完全にレッドデータブックです。絶滅危惧種です。正直くだらない難解な論説文とか載せるより、あるいは訳の分からん道徳の授業より、ことわざをたくさん知って、そこから生きた人生の知恵を学ぶほうが、ずっと有益だと思うのです・・・・・・というボヤキでした。どっとはらい

「走れメロス」の授業でまたまた気づかされたこと。

はい、なんとざっと半年ぶりの国語教材に関する話題です。どうも羊頭狗肉です。

 

また例によって、走れメロスの授業において生徒の素朴な疑問を考えていく授業をしていた中で、新たな発見、というか生徒の鋭い読みに驚いた話です。浜の真砂は尽きるとも、世にメロスの種は尽きまじ。

毎回答えようのない疑問は出てくるわけで、前回も「お茶ばかり濁している」と書きましたが、今回はこちらの二点。

①なぜメロスは「邪悪に対して人一倍敏感なのか」という疑問です。さて、国語教師のご同輩の皆さま、どう解決しますか?・・・・・・・まあそうですね。私もずっと「そういう性格だから」とお茶を濁してきました。ところが今回、期待もせずにある生徒に振ったところ、こんな答えが返ってきて驚きました。曰く

平和な村でずっと暮らしてきたから」

どうですか!すごくないですか!くぁwせdrftgyふじこlp;@:^「!

確かに!政治がわからぬ、つまり難しいことなど考えずとも、両親がおらずとも、「このよい人たちとくらして」来たのなら、悪意のない環境で、純粋培養で成長してきたなら、「ちょっとした悪事にも敏感になる」ということはあり得る話ではないですか。そしてこれはそのまま、かつて「そういう性格だから」でお茶を濁してきた、別の疑問の答えにつながります。それは↓

②なぜメロスはのんきなのか、という疑問です。これもかつては「そういう性格だから」で誤魔化してきた疑問です。つまり、「のんきだから笛を吹き羊と遊んで暮らしてきた」と考えてきたけれど、実は逆じゃないのか。平和でのどかな、まさにスローライフな生活を送ってきたからのんきな性格になったのではないか、と考えた方が「らしい」じゃないですか。

環境や成育歴が、性格に影響を与えることなど、当然のことと思っていましたが、あらためて村や村人の様子に注目すると、こんな読み取りが加算されました。再任用になってからでは遅いんですけどね。昔の生徒の皆さん、申し訳ない。

 

もう一点。今回初めて授業の中で触れて愕然としたことがありました。というか生徒が愕然としたこと、と言いますか。

 

毎回最初の場面で出る疑問が、「なぜシラクスの町の人々はメロスの問いに答えなかったのか」です。まぁ答えは「誰かに聞かれたら自分の身が危ないから」(だからあたりをはばかる低声で答えたわけですよね)ということで、これは紛れはないし、分かる生徒も多いのですが、ちょっと時間があったので、ついでにまた関係ない、よからぬ質問をしたわけです。

シラクスで王の悪口を言うと下手したら殺されるわけだ。良かったね君たち、日本人で。〇破総理は無能だ、とか言っても捕まらなくて」

で、さらに調子に乗って

「でも国の偉い人の悪口を言っただけで牢屋にぶち込まれて、下手したら死刑、なんて国は今でも全然あるからね、例えば?」

北朝鮮!」「ロシア!」「中国!」

「そうだね、北朝鮮将軍様の悪口を言ったり、ロシアでプ〇チン批判をしたり、中国で習近〇がプーさんに似てると言ったりたら、即座に捕まって収容所行きだよね。ところで、その三つの国に囲まれている残念な国があるんだが、それはどこかな?」

・・・・・・・とたんにみんな一斉にイヤーーな顔をしまして、久々に溜飲が下がりましたw(こらこら)お後がよろしいようで。

 

アニメでわしも考えた⑰

またまたひどくサボってしまいました。で、冬休みということで見てなかったアニメなんかをまとめて見たのですが、わしも考えたものをふたつ。

 

その1 2クール分(25話)一気見してしまったのがこれ。

アニメ「オーイ!とんぼ」ティザービジュアル&PV公開、放送は来春から(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー

ゴルフアニメなんですが、ストーリーもいいんですけど、とにかくゴルフの蘊蓄、とくに打ち方や球筋についての解説がマニアックで興味深い。私も若い頃は結構好きで、仲間の先生とよく行ってました。全然上手くならなかったけれど、ゴルフ漫画も好きでよく読んでいました。小池一夫の「上がってナンボ」「新上がってナンボ 太一よ泣くな」とか、いけうち誠一の「ゴルフは気持ち」かざま鋭二の「風の大地」なんてのを読んでました。で、ゴルフ漫画の良くないところは、「なんか自分でもできそうな気がする。行ってやってみたい」なんて思ってしまうんですよね。で、こらえきれなくなって練習場に行き打ってみる。「つかんだ!」と思う。できるようになった気がする。コースに行く。やってみる・・・・・・全然ダメ。勘違いだった。これの繰り返しなんですよ。ちゃんと習えばまた別なんでしょうけど、我流でやってるとこういう思い込みでがっかりすることばかりです。「プロゴルファー猿」の「旗包み」みたいな必殺技はありませんが、リアルな打ち方の解説、プレイ中の心理描写、南国の離島(トカラ島)の暮らしなど、とにかくすごく「らしい」んですよね。まぁゴルフダイジェストというマニアック雑誌に連載の漫画が原作なので、そういうところはこだわっているんでしょうね。ゴルフ好きの人って、その辺のオタクなんか目じゃない蘊蓄好きですから。

主人公の「大井とんぼ」のキャラクターの成長と、最初は親の形見の3番アイアン一本でゴルフをしていて、人との出会いの中で一本ずつクラブが増えていく、という流れもすごく上手い。また、最後に戦う3人のライバルの女の子も、生育歴も含めた性格、考え方、抱えている問題など、どの娘も非常に応援したくなる設定。全日本女子アマ編も見てみたいなあ、ぜひ作ってほしい。ところで、以前見たこれ。

ストーリー BIRDIE WING -Golf Girls' Story-|テレビ東京アニメ公式

これも一応全部見たのですが、こちらはちょっといただけませんでした。絵柄とかは奇麗だったし、スラム出身の賭けゴルファーという主人公の設定もなかなかいい。でも、ライバルの子の難病設定とか、裏付けの無い結果だけの必殺技を、名前を叫びながら打つのは、まぁ王道パターンとは言え爺さんにはちょいときつい。年を取るとロマンよりもリアルに魅力を感じるようになってくるのかも。

 

と、思ったらリアルがかならずしも良いわけでもなく。もう一本は2025冬アニメで、まだ第一話しか見てないのですが、これは最後まで見ようと思ったのがこれ。

「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」です。とにかくアニメの中のウチナーグチ?(沖縄方言?)が確かに分からなすぎる。東京から転校してきた主人公が好きになった子が、地元の老人レベルで全然わからない。その方言を訳してくれる別の子がいるのだが、実はその子が主人公のことが好きで・・・・・・というラブコメです。たしかにどっちの女の子もすごくかわいい。このあとどう展開していくのかも楽しみなのですが、劇中の方言を聞き取って意味を想像したい、というちょっとした知的好奇心をくすぐられるのですよ。それと沖縄に関するトリビアみたいなものも興味深い。ただ、ちょっと気になるのは、声優さんが話している沖縄方言を、本場の人が聞いたらどう感じるのかな?ということです。よく朝ドラなんかの方言に文句がつけられたりしますが、以前「一話切り」したアニメがあり、やはり変な感じがしたんですよ。それがこれ。

同じく東京から北海道の道東に転校してきた男の子が、地元の女の子に惚れる、という流れですが、やっぱりこれが見ていてキツかった。一話しか見てないのにキツイも何もない、と怒られそうですが、なんか背中がムズムズして見ていられなかったし、やっぱりなんだかイントネーションとかも、ちょっと・・・・・・ということで、切ってしまいました。

もちろん、北海道も広いので道東方面とは言い方も違うのかも知れませんが、そもそも今時の若い子(札幌の中学生)北海道方言使ってませんよ。授業の中で使っても全然通じません。まぁ「なまら」「めんこい」くらいはわかっても、そもそも「コンサドーレ」が「どさんこ」ひっくり返したものだとか、そもそも「道産子」とは本来「馬の種類」だとか、「かでる27」という建物の「かでる」が「つどう、混ぜる」という意味だとか、全く知らないんですよね。

もう老いの繰り言ですが、使わなくてもいいけど、聞いてわかってほしいなあ、消えゆく運命なのはわかるけどさ、しみじみ。

あらためまして、明けましておめでとうございます。今年もマイペースで更新していきます。いつまで続けられることやら。よろしければまたおつきあいください。

正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし 南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏